福田寺山門(ふくでんじさんもん)
文政5(1822)年建築。切妻造・本瓦葺の四脚門(※1)で本堂の南に東面して建つ。総欅材で、軸部は親柱が円柱、控柱は角柱、軒は二軒繁垂木(※2)である。中備は蟇股(※3)、妻飾りが虹梁大瓶束(※4)で、虹梁や木鼻の渦文、笈形(※5)の波涛文、持ち送りの彫刻など装飾細部も充実している。
※1:2本の親柱の前後に4本の柱を立てて構成される門。親柱以外を足にみたてる。
※2:ふたのきしげだるき。軒の垂木が上下2段になっており、その間隔が狭いもの。
※3:かえるまた。2本の横木の間で上の木を受けるような形で設ける装飾。蟇(蛙)が股を広げるような形が由来とされる。
※4:こうりょうたいへいづか。上に反った梁(虹梁)の上に置かれる装飾のための円形の束。
※5:おいがた。大瓶束の左右に施された装飾彫刻。