井谷家住宅石垣及び土塀(いたにけじゅうたくいしがきおよびどべい)
明治26(1893)年頃建築。主屋玄関正面に設けられた石段の東西にのびる石垣と塀である。
土塀は河川の自然石を1メートル程度の高さに積み上げた石垣を基礎とし、その上に造られている。赤土積み和瓦葺で、東塀は高さ80センチメートル・長さ11.5メートル・壁厚45センチメートル、西塀は高さ80センチメートル・長さ14メートル・壁厚45センチメートルを測る。土壁内部には伸縮防止のための和瓦が入れられ、当初は壁面は漆喰仕上げであったとみられる。