上弓削田坂家住宅主屋(かみゆげたさかけじゅうたくしゅおく)
大正6年建築/平成30年改修
弓削島西岸の港町にある住宅。主屋は敷地中央に北面して建つ。入母屋造桟瓦葺のつし二階建で正背面に下屋を付し、背面西端に台所を角屋で出す。西に土間、東に二列四室を配し、東列表を座敷とする。瀬戸内海島嶼部の民家建築の形式を継承した近代の和風住宅。

 

上弓削田坂家住宅土蔵(かみゆげたさかけじゅうたくどぞう)
大正6年頃建築/昭和前期・平成26年改修
主屋背面の角屋に接続して建つ。土蔵造二階建、切妻造桟瓦葺で、北東二面に戸口を設けて吹放しの下屋を廻す。外壁は縦板張とし、二階東面に庇付の窓を設ける。内部に改変があるが外観は旧状をよく留め、瀬戸内海島嶼部の伝統的な町家の構成を伝えている。



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