古今荘(ここんそう)

  明治初期建築、明治30(1897)年頃移築。この建物は旧小松藩の萩生村(現新居浜市中萩)の庄屋屋敷から、明治30年頃に現在地に移築したものといわれている。上之間(15帖)、次之間(10帖)、三之間(10帖)の3室が、2間半の間口で一列に並び、式台玄関の上部はむくり破風(※1)の屋根をつける。柱や敷居、鴨居など主要部分は栂の良材で、外部の縁や式台の床材には欅材が用いられている。

  ※1:緩やかに凸型の弧を描く破風
  

   

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