旧三崎精錬所焼窯(きゅうみさきせいれんしょやきがま)

  明治中期頃建築。宇和海に面する山の斜面で雑木林に囲まれた場所に築かれる。荒吹と呼ばれる銅の精錬作業に用いられる窯が直線状に3列、曲線状に2列で計22基配されており、各炊口は緑泥片岩(※1)を用いてアーチ状に積まれている。銅精錬の近代化を知る上で貴重な遺構である。

  ※1:りょくでいへんがん。変成岩の一種で、青い色をしたいわゆる「青石」。 

   

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