旧下芳我家住宅主屋(きゅうしもはがけじゅうたくしゅおく)

 「内子町八日市護国伝統的建造物群保存地区」に続く商店街通りに北面して建つ。間口は約19メートルで木造2階建、入母屋造(※1)。南側に木造平屋建の離れが付く。
 正面を白色と灰色の漆喰(※2)を塗り分けて意匠を凝らした外観は重厚な町並み景観を構成している。
 創建当初は木蝋生産を営んでいたが、ほどなく造り酒屋と紙生産に転向し、現在は一階は蕎麦屋とレストラン、二階はギャラリーに使われている。

   ※1 母屋を切妻造とし、その四方に庇をつけた形で、寄棟造の上部に切妻造を重ねたものと見られる。
   ※2 屋外の壁の上塗りに使われる素材



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