旧正野谷桟橋(きゅうしょうのたにさんばし)
昭和初期建築。佐田岬半島先端近くで宇和海に突き出た旧軍用桟橋で、地元では「軍艦波止」と呼ばれている。計24本の円柱に支えられ、表面をモルタル洗出し(※1)とした鉄筋コンクリート造の構造物が、緑泥片岩の石垣と接続しており、接続部の橋上には花崗岩を配している。
※1:種石とモルタルをこね合わせ、壁や床の下地面に塗りつけ、硬化直前にブラシと水洗いで種石を露出させる工法。
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