旧住友鉱業株式会社別子鉱業所長社宅主屋(きゅうすみともこうぎょうかぶしきかいしゃべっしこうぎょうしょちょうしゃたくおもや)
昭和12年建築、平成30年改修
木造平屋建、瓦葺
旧住友鉱業株式会社別子鉱業所長社宅応接棟(きゅうすみともこうぎょうかぶしきかいしゃべっしこうぎょうしょちょうしゃたくおうせつとう)
昭和12年建築、平成30年改修
木造平屋建、瓦葺
旧住友鉱業株式会社別子鉱業所長社宅茶室(きゅうすみともこうぎょうかぶしきかいしゃべっしこうぎょうしょちょうしゃたくちゃしつ)
昭和12年建築、平成30年改修
木造平屋建、瓦葺
旧住友別子鉱山株式会社外国人技師東社宅(きゅうすみともこうざんかぶしきかいしゃがいこくじんぎしひがししゃたく)
昭和5年建築、昭和前期・中期増築
木造二階建一部平屋建、瓦葺
旧住友別子鉱山株式会社外国人技師西社宅(きゅうすみともこうざんかぶしきかいしゃがいこくじんぎしにししゃたく)
昭和5年建築
木造二階建一部平屋建、瓦葺
旧住友化学工業株式会社幹部社宅(きゅうすみともかがくこうぎょうかぶしきかいしゃかんぶしゃたく)
昭和10年建築、平成30年改修
木造平屋建、瓦葺
旧住友共同電力株式会社幹部社宅(きゅうすみともきょうどうでんりょくかぶしきかいしゃかんぶしゃたく)
昭和10年建築
木造平屋建、瓦葺
旧住友共同電力株式会社監査役社宅(きゅうすみともきょうどうでんりょくかぶしきかいしゃかんさやくしゃたく)
昭和34年建築
木造平屋建、瓦葺
新居浜市の旧住友鉱業株式会社別子鉱業所長社宅主屋など8件は、大正14年(1925)、星越に新居浜市選鉱場が完成した後、これに隣接して星越駅と引き込み線が設置されたのをきっかけにできた住友系企業幹部の社宅である。旧住友鉱業株式会社別子鉱業所長社宅の華美さを抑えた端正かつ上質な造りの主屋、主屋と一連で端正な造りの応接棟、自由な造作をみせる茶室、旧住友別子鉱山株式会社の洋風意匠でまとめた外国人技師東社宅と西社宅、公用と私用空間を分けた旧住友化学工業株式会社幹部社宅、旧住友共同電力株式会社の幹部社宅と監査役社宅の8件で、昭和34年建築の旧住友共同電力株式会社監査役社宅以外は、昭和の戦前期に建てられた。地方都市における郊外住宅のさきがけとなり、日本に近代化を支えた別子銅山の歴史を語る上で欠かすことができない貴重な近代化遺産である。
旧住友鉱業株式会社別子鉱業所長社宅主屋及び応接棟
旧住友鉱業株式会社別子鉱業所長社宅応接棟
旧住友共同電力株式会社幹部社宅及び監査役社宅