松山地方気象台(旧愛媛県立松山測候所)庁舎                 (まつやまちほうきしょうだい(きゅうえひめけんりつまつやまそっこうじょ)ちょうしゃ)

 
  昭和3(1928)年建築。南面して建つ左右非対称の鉄筋コンクリート造庁舎。正面中央が玄関を備えた塔屋(高さ16.8メートル)、西側(業務室)は陸屋根(※1)2階建、東側(倉庫)は切妻造波板スレート屋根平屋建で小屋裏は鉄骨トラス(※2)となっている。縦長の上げ下げ窓、石張り風の外壁、帯状のタイル張り、玄関ホールにあるギリシャ風円柱の柱頭飾りやメダイオン(※3)など全体的に装飾性に富んでいる。 階段室の上壁の銘板に工事に関する記録が英語とローマ字で刻まれており、設計はH.TOMURA(県の建築技師・戸村秀雄)、施工は内子町のT.TOYAMA(藤山)などとなっている。 


  ※1 ろくやね:勾配のない屋根
  ※2 三角形を単位とした構造形式
  ※3 天井や壁面を飾る円形に縁取られた装飾

  



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