論田の西井出堰(ろんでんのにしいでぜき)

 高さ3.3メートル、長さ30メートル規模で、岩盤面に敷いた松丸太のうえに空石積で構築する。麓川には22の堰があり、この堰は、水田開発とともに築造され、下流より7番目に位置する。この堰は堰群の中でも古い時代のものであり、地域の農耕の歴史を伝える遺構として貴重である。
 昭和初期に、災害のため改修されている。



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