八束家住宅待合(やつづかけじゅうたくまちあい)

 

昭和11年建築。主屋茶室の南向かいに庭を挟んで建ち、腰掛と雪隠を背中合わせにした形式で、屋根は桟瓦の周囲に銅板を葺く。腰掛はL字に腰掛を廻らし、隅に琵琶棚風の棚を備える。要所にサルスベリを用いてアクセントとし、腰廻りや軒裏に杉皮を張るなど上質な意匠である。

 




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