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学力向上研究指定校
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愛媛県教育委員会では、高校生の「確かな学力」の向上を図るため、平成16年度から新規に「高校生学びのすすめ推進事業」を始めました。この事業では、6校の高校を「学力向上研究指定校」に指定し、指導方法の研究などを行います。
この「学力向上研究指定校」の実施について各県立学校に希望調査を行ったところ、11校から応募があり事業計画が提出されました。愛媛県教育委員会では、提出された事業計画を発展性、創造性、先見性、継続性などの観点から総合的に評価し、次の6校を「学力向上研究指定校」として指定しました。
この6校の事業計画等を御紹介します。
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※ 学校名をクリックすれば、各学校のホームページを閲覧できます。 |
三島高等学校 |
主題 |
サタデースクールや検定挑戦による「確かな学力」づくり |
事業のねらい |
学習意欲の喚起を目指して昨年度から実施している「サタデースクール」の取組を中心にすえ、さらに学習習慣の確立を目指すための効果的な方策について模索するとともに、進路意識の高揚や明確な進路目標の確立を図る。
また、主体的に学ぶ意欲、総合的な判断力・思考力・表現力、課題発見・解決能力等の「確かな学力」の育成を推進していく。 |
事業計画 |
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「サタデースクール」を月2回程度実施し、1年生は学習習慣を確立させる契機、2・3年生は進路希望を達成するための補充的・発展的学習を行う場とすることにより、学力の定着・向上を図る。 |
○ |
進路関係講演会・説明会等を開催する。(小論文指導講演会等) |
○ |
資格取得や検定合格を援助する。例えば、高校生向けの週刊英字新聞を各ホームルームで講読し、英語検定合格への一助とする。 |
○ |
先進校視察を行う。 |
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新居浜西高等学校 |
主題 |
二学期制45分7時間授業や学校設定科目による学力の向上 |
事業のねらい |
優れた才能と素質を持った生徒の自己実現を図るため、的確な判断力と豊かな創造力の基礎となる確かな学力を身に付けさせ、地域や生徒の期待・要請にこたえ得る魅力ある進学校を目指す。 |
事業計画 |
○ |
機能的・弾力的な授業計画に沿って、二学期制45分7時間授業を実施し、確かな学力の定着と向上を目指す。 |
○ |
入学時、学習レディネスの指導を徹底し、生活スタイルや学習方法を身に付けさせる。 |
○ |
学習シラバス(教科の目標、内容、指導計画などの概要)を全科目において作成し、3年間を見通・オた学習指導を行う。 |
○ |
学校設定科目(16科目)を設置し、生徒の進路希望に応じた学習を行う。 |
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松山東高等学校 |
主題 |
学力を伸ばす朝読書と小論文指導 |
事業のねらい |
「確かな学力」形成の土台は読む力、書く力、論理的思考力の育成であると考えられる。そこで、朝読書と小論文指導を軸としてそうした力を培い、学力全体の向上に結びつける。 |
事業計画 |
○ |
始業前の10分間、朝読書を実施する。 |
○ |
各クラスでの読書会及びブックトークを実施するとともに、図書委員による読書会を実施する。 |
○ |
学級文庫等を充実させる。 |
○ |
各教科が取材した小論文の教材を編集し、3年間を見通して系統的に配列した教材冊子を作成する。 |
○ |
小論文指導においては、自己評価の観点を明確にしながら、効率よく、広範囲のテーマについて学ばせ、小論文の力を高めさせる。 |
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松山中央高等学校 |
主題 |
「確かな学力」をはぐくむライフプラン(将来像)設計 |
事業のねらい |
「希薄な職業観」、「ライフプランの未構築」が今の高校生の大きな問題点であり、「職業理解のためのガイダンス」、「学部学科研究」等の講座を実施し、毎日の生活を意欲と積極性を持って送ることができるようにし、「確かな学力」の向上につなげる。 |
事業計画 |
○ |
「セントラルプラン」(総合的な学習の時間)に組み入れた「職業理解のためのガイダンス」、「学部学科研究」等の実施 |
○ |
「もう一つのセントラルマラソン」(小論ファイル)の作成 |
○ |
土曜日の利用法の工夫 |
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以上の3項目を軸に実践し、生徒個々のライフプラン構築のための援助を行い、生徒が意欲と積極性を持って、毎日の生活を送ることができるようにするとともに、生徒個々の確かな学力の向上を図る。 |
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宇和島南高等学校 |
主題 |
中高6年間を見通した「確かな学力」づくり |
事業のねらい |
各教科において、・カ徒の自主的学習活動を重視するとともに、正しく評価する体制づくりを行う。総合的な学習の時間では、「学び方を学ぶ」ことに重点を置き、問題解決能力を身に付けさせるとともに、学ぶ楽しさや充実感、達成感などを体験させる。また、外部講師を招き、生徒に新たな刺激を与えるとともに、先進校を視察し本校の取組を見直す。 |
事業計画 |
○ |
各教科における取組
・6年間の指導内容及び指導計画の作成
・生徒が自主的に学習できる予習課題の工夫
・生徒の能力を引き出すための指導内容や評価方法の改善
・外部講師による講義・講演
・先進校視察 |
○ |
総合的な学習の時間における取組
・インターネットや図書館を利用した情報収集やその整理法の指導
・プレゼンテーションソフトを活用した発表能力の習得
・生徒自らがテーマを設定する小論文指導
・先進校視察 |
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吉田高等学校 |
主題 |
資格取得・検定合格を目指した「分かる授業」の実践 |
事業のねらい |
各教科の学習に対する興味・関心を持たせ、意欲的に学習に取り組む姿勢や家庭学習の習慣を身に付けさせる。
さらに、資格や検定に挑戦させ、将来の進路に適応できるよう指導体制を構築し、進路実現に向けての実践力を育成する。普通科では、進路に適応する学力の養成、工業科では高度な資格取得や検定の合格を目指す。 |
事業計画 |
○ |
「分かる授業」の展開を目指して
・各教科の指導方法の評価と改善
・各教科指導のシラバスの作成
・家庭学習を習慣化させるための創意工夫 |
○ |
「確かな学力」の向上を目指して
・定期的な学力診断テストの実施及び学力分析と把握
・土曜日の補習及び長期休業中の補習の評価と改善
・各種資格・検定を取得するための効果的な補習の実施 |
○ |
進路実現に向けて
・学習合宿による鍛え・Lばす指導の実践
・高度な資格取得や検定の合格を目指した指導 |
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