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平成21年度全国学力・学習状況調査の結果について
平成21年4月21日に実施された全国学力・学習状況調査の結果がまとまり、文部科学省から公表されました。【概要別紙】(PDF 29KB)
昨年に引き続き、今年も、教科に関する調査は、全国の小学校6年生と中学校3年生を対象に、国語と算数・数学で実施されました。(それぞれ「知識」に関する問題と「活用」に関する問題の区分で実施。)
愛媛県と全国の平均正答率を比較すると、小学校では、国語、算数ともに「知識」に関する問題は全国平均をやや上回り、「活用」に関する問題は全国平均をやや下回っていました。中学校では、国語、数学ともに、「知識」に関する問題も、「活用」に関する問題も全国平均を上回っていました。
「知識」と「活用」に関する問題の平均正答率を比較すると、小学校では、国語が20ポイント、算数が25ポイント、「活用」に関する問題の方が低くなっています。中学校では、国語、数学ともに、小学校ほど平均正答率の差は大きくはないものの、「活用」に関する問題の方が低くなっています。
調査を受けた児童生徒が昨年と異なるので一概には言えませんが、全国の平均正答率を50として今年の結果を昨年度と比較すると、中学校の数学を除いて、昨年度の数値を上回っており、各学校の指導改善の成果が現れてきているのではないかと思います。
昨年同様、愛媛県においては、小中学校とも、全国の傾向と大きな違いは見られませんが、基礎的な知識を身に付けさせることと、併せて、それを活用する力を養うことが課題であると捉えています。
学習や生活の習慣に関する調査の結果を見ると、愛媛の子どもたちの傾向として、自分にはよいところがあると肯定感をもつ児童生徒や、宿題や学校のきまり・規則など、決められたことにまじめに取り組むことのできる児童生徒の割合が、全国に比べて高い傾向にあります。
一方で、朝食を毎日食べている児童生徒の割合は、過去2年間の調査結果と比べると改善傾向が見られるものの、全国と比べてやや低くなっています。また、家庭学習や読書に取り組む時間は、全国に比べてやや短く、依然として課題となっています。
県教育委員会では、平成19年度からの全国学力・学習状況調査の結果を丁寧に分析・検討するとともに、21年度から新しく「学力向上プロジェクト事業」を実施して県独自の学力診断調査を活用し、各市町教育委員会等での継続的な検証システムの確立を支援することとしています。
また、地域における各教科の指導のリーダーとなる教員を養成する「授業のエキスパート養成事業」では、確かな学力の定着向上のために効果的な授業の方法・技術を研究し、その成果を多くの教員に広めることにより、各市町教育委員会や各学校の取組を支援したいと考えています。
各市町教育委員会や各学校におきましては、全国学力・学習状況調査の結果に基づく授業改善が、子どもたちの確かな学力の定着向上につながるよう、子どもたち相互の学びあい、教師相互の高めあい、家庭、地域との連携による支えあいの「三つのあい(愛)」を意識した取組の一層の充実を期待しています。各学校におきましては、特に、基礎的な知識・技能の定着と身に付けた知識・技能を活用する力の育成のバランスを重視し、更なる指導改善に努めていただきたいと思います。
保護者の皆様方におかれましては、間もなく児童生徒一人一人の結果が学校から渡されることとなります。子どもたちの学習習慣や生活習慣が学力の定着向上と密接に関わっていることに着目され、家庭での教育に生かしていただきたいと願っています。
いよいよ来週から2学期が始まります。各学校には、夏休みを通じて少し成長した子どもたちの元気な声が戻って来ます。どの地域においても、学校、保護者、地域が一体となって、子どもたちの笑顔あふれる教育活動が進められることを目指し、県教育委員会として懸命に取り組んでいきたいと思います。
平成21年8月27日
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