愛媛県庁本館(えひめけんちょうほんかん)

昭和4年建築。正面は、当時の庁舎としては珍しい両翼を前面と背面に突出させたH字型平面で構成され、ドーム型の塔屋を有する高い独自性を有している。ホールには大島産の花崗岩と大理石が敷き詰められ、吹き抜けを貫通する柱に円柱を用いるなど、県政の中心の建物としての威厳をもたせながら、柔らかな雰囲気を出す工夫が施されている。また、正庁や貴賓室などは、地元の材料を駆使しながら、高い装飾性を備えている。

撮影:北村 徹

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