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人権教育研究指定校事業報告1 |
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松山市立浮穴小学校 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1 はじめに | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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2 児童の実態調査から | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
平成20年の6月、全校児童へアンケートを実施しました。このアンケート結果や教職員の情報交換から、人権・同和教育に関する本校の児童の課題が明らかになりました。この児童の実態から、目指す児童像を次の三つにまとめました。 |
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同和問題をはじめとする様々な人権問題についてしっかりと向き合い、よりよい人間関係を築いていく実践的な態度を育成することが必要と考え、研究主題を「確かな人権意識を身に付けた浮穴っ子の育成」としました。 |
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3 組織を生かした取組 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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○ 人権・同和教育参観日の充実 |
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○ 人権に関する保護者へのアンケート調査と分析、啓発資料の発行 |
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4 教職員研修 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
同和問題をはじめとする様々な人権課題の解決につながる学習の在り方を探るためには、教職員が人権・同和教育について認識を深め、差別の現実に学ぶ姿勢や問題解決への実践力をもつことが不可欠です。そこで、内容や方法を工夫しながら、教職員一人一人が認識を深め、一体となって取り組むことができるよう、様々な研修の機会をつくりました。 (1)子どもに向き合い、子どもの姿に学ぶ研修 (2)同和問題との新たな出会いから学ぶ研修 (3)体験を通して具体的な方法を学ぶ研修 (4)授業を通して交流し、相互に学び合う研修 |
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5 成果と課題 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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6 おわりに | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
平成20・21年度の研究を通して、教職員自らが差別解消の主体者としての使命感を高めることができました。同和問題をはじめとする様々な人権問題を解決しようという共通の思いをもって、今後も日々の実践に取り組んでいきます。 最後に、人権・同和教育参観日を終えた時に書いた、ある児童の感想を紹介します。
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人権教育研究指定校事業報告2 |
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西条市立西条南中学校 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
本校には7年前から市内のNPO人権団体プロジェクト2008(以下プロジェクト)との交流学習の伝統があります。毎年、同和問題を中心に人権問題についてプロジェクトのメンバーをゲストティーチャーに迎え、子どもたちと共に学習してきました。そのプロジェクトが3年前に西条出身のハンセン病元患者で、国立ハンセン病療養所大島青松園(以下青松園)に入所している本田さん、磯野さんの二人に出会い、ハンセン病問題に取り組み始めました。交流学習を続けてきた南中が、この問題にプロジェクトと共に立ち上がったのは至極当然のことでした。 |
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しかし、実践を始めるにあたって、計画段階から難航を極めました。それは、過去にこの問題に正面から取り組んだ実践例がほとんどなかったからです。当時学校の状況はハンセン病問題に関して全くの「0(ゼロ)」の状態でした。 |
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2008年11月、二人を南中にお招きして、「お帰りなさい集会」を実施しました。最初の職員会からは180度逆転の発想でした。二人に来ていただける状況になるまで計画立案を待つのではなく、お二人をお呼びすることを目標として活動を組み立てていくという提案でした。 |
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まず最初に取り組んだのが、ハンセン病問題に関して「0(ゼロ)」の状況を逆に利用し、プラスの出会いをさせることでした。このことにより、子どもたちが学習に意欲的に取り組めると考えたのです。 |
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学校での取組と並行して、プロジェクトが8月末に西条総合文化会館で上演した人権啓発劇『ふるさと』に、本校の生徒・教職員も多数参加しました。当日は、二人が「ふるさと」西条の地に足を踏み入れ、劇に登場していただくためにプロジェクトのメンバーの思いが結集した取組となりました。ここに参加できたことは、差別解消の実践力を育てるよい機会となりました。また、この取組の中で南中のリーダー達が一段と大きく成長していきました。 |
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生徒会では、リーダー達の学びを全校生徒だけでなく、保護者・地域にも訴えるため、文化祭の生徒会劇でこの問題を取り上げることにしました。プロジェクトが上演した『ふるさと』をリメイクし、再演したのです。配役は生徒会役員に自主的に立候補したメンバーを加え、皆で練習を重ねる中でこの問題を学んでいきました。 |
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いよいよ南中のハンセン病問題への取組は、2008年11月14日「お帰りなさい集会」を迎えることとなりました。集会当日、南中全校生徒は二人と出会い、この問題と正面から向き合うことができました。二人の生の声を耳にし、生きざまにパワーをもらい、何人もの生徒が誰にも明かすことのできなかった苦悩を集会で語ってくれました。 |
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2年目は、学びの年から行動の年へとステップアップを図りました。3年生を中心に、我々はこの問題に対して何ができるのかを追求し、地域への啓発活動を組織しました。ある生徒はポスターを貼り、ある生徒は来年度南中に入学する小学生に対して出前授業を行い、ある生徒は人権啓発劇に参加しました。そして、11月の文化祭で、南中オリジナル人権啓発劇「ふるさとU」を上演し、12月に再び二人を招待して、「お帰りなさい集会U」を開催し、南中の2年間の学びと行動を発表することができました。この集会では二人の小学校の同級生も会場まで足を運んでくださり、集会後、半世紀ぶりのうれしい再会を果たすことができたのです。 |
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南中の2年間の取組がここで終わる訳ではありません。これまでの取組が本物かどうかは、実はこれからの実践にこそ問われてくるのです。 |
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平成19年度にスタートした「特別支援教育」の制度では、特別支援学校や小・中学校の特別支援学級に在籍している児童生徒だけでなく、通常の学級に在籍している発達障害等、特別な支援を必要とする児童生徒もその対象とすることが、明確に位置付けられました。 このような制度改革の中、特別支援学級設置学校長管内別研究協議会を、次のとおり、県内5会場において開催しました。これには、特別支援学級を設置している小・中学校の校長を含め、県下の約300名の小・中学校の校長が参加しました。 |
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この協議会においては、特別支援教育に関する校長のリーダーシップと学校経営についての研究を深めるため、愛媛県の特別支援教育の先頭に立って活躍されている専門家の先生から「校長として特別支援教育をどう推進していくか」との演題で講演を伺ったほか、会場校の特別支援学級の授業参観やそれぞれの管内の特別支援教育コーディネーターによる実践報告などが行われました。 |
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≪講演の内容≫ 講演の中で、講師の先生からは次のようなメッセージをいただきました。 |
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≪特別支援教育コーディネーターの活動報告≫ 各地区の特別支援教育コーディネーターからは、次のような活動報告がありました。 |
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≪授業参観≫ 会場となった、各小学校の特別支援学級の授業参観が行われました。 |
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各学校において、特別支援教育を推進するためには、校長がリーダーシップを発揮しつつ、校内の体制整備等を行い、組織として十分に機能するよう教職員を指導することが重要です。 そのためには、管理職自らがこうした研修を積み重ねることが大切だと考えています。 |
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地域文化芸術振興プラン推進事業は、地域における文化芸術活動を活発化させることにより地域経済を活性化させることを目的に、文化庁の経済危機対策補正予算により創設されました。 県内では、県民総合文化祭を中心に、9月1日から3月31日までの期間に、多彩な事業を実施しています。 今回、地域文化芸術振興プラン推進事業を活用して実施している主な事業の概要をご報告します。 |
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今年度は、10月1日〜12月31日の期間に、「愛で深め 愛で拡げる 愛媛の文化」をテーマに、45の県主催事業を実施し、約15万4千人の方にご来場いただきました。 実施状況カレンダー(PDF:12KB) ○総合プログラム表紙原画
○総合フェスティバル(11月21日(土)、ひめぎんホール) 昨年に引き続き、高等学校総合文化祭との合同開催とし、高校生が奏でるハンドベルの音色にのせての書道パフォーマンスで開幕しました。 東・中・南予地域の和の文化紹介をはじめ、華やかな舞台が繰り広げられ、フィナーレは、会場アンケートにより選ばれた曲を会場・出演者が一体となって合唱しました。 ○生活文化事業
○舞台芸術事業
○文芸分野事業
○愛媛県高等学校総合文化祭(11月19日(木)〜22日(日)、ひめぎんホール、美術館ほか)
○中学生美術作品展(11月14日(土)〜15日(日)、県美術館)
○産業文化まつり(11月28日(土)〜29日(日)、ひめぎんホール)
○生涯学習まつり(11月28日(土)〜29日(日)、ひめぎんホール) (小・中学生のふるさと学習作品展巡回展 東予・中予・南予で開催)
また、各市町等においても27の事業が実施されました(一部実施中)。 |
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地域伝統文化の継承に取り組む子どもたちに成果発表の場を提供するとともに、あわせて指導者の顕彰を行うなど、地域伝統文化の継承を指導している団体を支援することにより、本県の文化振興、地域の元気づくりに寄与することを目的に実施しました。 当日は、えひめの伝統文化を受け継ぐ36団体、約600人の子どもたちが出演し、元気いっぱいの発表、実演等が行われました。 2月27日(土)10:00〜17:00 ひめぎんホール サブホール、真珠の間、2階ロビー、県民プラザ |
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愛媛オペラ2010『ラ・ボエーム』公演実施の機運を盛り上げるとともに、愛媛の文化を担う人材の育成及び本県文化の一層の振興を図るため、オペラ公演のプレイベントしして、児童・生徒を対象に合唱と管弦楽のワークショップを実施します。 ○管弦楽ワークショップ 時 期:平成22年2月13日(土) 13:00〜16:00 場 所:松山東高等学校 講 師:指揮者 菊池 彦典 氏、大阪センチュリー交響楽団の皆さん ○合唱ワークショップ 時 期:平成22年3月6日(土)、3月14日(日) 場 所:3月6日 八幡浜市文化会館ゆめみかん 3月14日 ひめぎんホール 講 師:指揮者 菊池 彦典 氏、 声楽家 斉田 正子 氏、ピアニスト 大澤 宣晃 氏 |
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県内外で活躍中の愛媛県ゆかりの若手作家8名による作品展示や、アーティストトーク、公開制作、ワークショップが行われました。 日 時:平成22年1月22日(金)〜2月28日(日) 場 所:愛媛県美術館 |
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愛媛県美術館、島根県立石見美術館の所蔵品から、内子町(旧五十崎町)出身の中川八郎、そして、同時期に活躍し「水彩画の父」と呼ばれた大下藤次郎の作品をはじめ、数々の水彩画や資料を展示しています。 みずみずしい感性と確かな技量により描かれた水彩画の数々と貴重な資料を、是非ご覧ください。 日 時:平成22年2月20日(土)〜3月22日(月・祝) 9:40〜18:00(入場は17:30まで) 休館日:月曜日(ただし、3月1日(月)、3月22日(月)は開館し、翌日休館) 場 所:愛媛県美術館 詳しくは、愛媛県美術館ホームページをご覧ください。 |
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