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大洲高校は、「伊予の小京都」と呼ばれる人口約5万人の大洲市にあり、市のシンボルとなっている大洲城からは、歩いて5分ほどの距離である。全日制課程の本校(商業科と普通科)と、定時制課程の肱川分校(普通科)から成っている。明治34年に愛媛県立宇和島中学校大洲分校として設立されて以来、愛媛県立大洲中学校、愛媛県立大洲高等学校と名称を変えた。本年で創立110周年を迎える伝統校であり、肱川分校も、一昨年、創立60周年を迎えた。校内には、江戸時代に大洲藩に仕えた陽明学者、中江藤樹ゆかりの「至徳堂」があり、校歌にも「近江聖人の跡とめし」と歌われている。各学年、商業科1クラス、普通科4クラス の合計5クラス、全校の生徒数は、約600名である。
1 知行合一(ちこうごういつ) 本校生徒は、中江藤樹邸祉校で学んでいるという自覚を持ち、藤樹精神の「知行合一」を校風の中心とし、「自律、錬磨、創造」の校訓を胸に刻み、日々自己の向上に努めている。重点努力目標として「藤花躍動 〜咲き誇れ 自分色に〜」を掲げ、生徒一人一人が夢の実現を目指して、勉学や部活動に励んでいる。
2 文武両道 普通科の全員と商業科の大部分の生徒が進学を希望し、普通科生徒の約50%が国公立大学へ合格するという進学実績を毎年維持している。 3 地域と歩む 本校では、学校行事の体育祭・文化祭・仮装行列をまとめて「藤樹祭」と呼んでいる。この「藤樹祭」は地元大洲市の主催する「藤樹まつり」とタイアップして、地域の行事として定着している。特に仮装行列は特色ある行事であり、生徒全員が各クラスで決めたテーマの下、仮装して大洲の街を行進する。沿道では、幼稚園児や小学生から、高齢者の方まで多くの人が応援する地域に根ざした行事となっており、大洲市民に親しまれている。 藤樹祭:
4 創立110周年記念行事
(2) 記念音楽会(17回定期演奏会)6月13日(日) 会場:大洲市民会館
5 未来に向かって 時代の流れによって地域も変化する中、本校生徒の明るく素直で人懐こい性格は変わらない。物静かではあるが、礼儀正しく、服装や身だしなみについての基本的生活習慣はほぼ身に付いており、部活動や学校行事などの諸活動にも前向きに取り組んでいる。多方面から、いつもまじめに活動する、「高校生らしい高校生」という評判を得て、「今の時代にもこのような学校が残っているのか」と思わせる、全国に自慢できる学校である。地域や保護者の協力を得て、この学校を、本県の伝統校として、ますます発展させていくことが、私たちに課せられた使命である。記念ロゴマーク |