えひめ地域家庭教育・子育てサポート事業
生涯学習課美術館特別展「つながり―時、場、人」開催
文化振興課家庭と地域の子育て力の向上を目指して
〜「えひめ地域家庭教育・子育てサポート事業」の紹介〜生涯学習課
これは、県下の幼児から高校生までの子どもをもつ保護者約3,200名の方に実施したアンケートの結果です。
この結果からは、
「家庭の教育力に自信を持てず、子育てに負担感を感じながらもなかなか相談相手がいない」
という多くの保護者の方々の姿が浮かんでまいります。
「家庭の教育力の低下」ということが、さまざまなところで指摘されていますが、少子化・都市化・情報化・地域の連帯感の希薄化などが急速に進んでいる現代の社会は、保護者にとっての家庭教育・子育てが、昔より遥かに難しくなっていると言えるでしょう。
愛媛県教育委員会では、このような現状を見据え、本年度、
えひめ地域家庭教育・子育てサポート事業
を実施し、子どもたちの健やかな育ちを願い、県下の家庭教育支援・子育て支援に努めています。
【えひめ地域家庭教育・子育てサポート事業の取組@】
あなたの町の家庭教育・子育て応援隊
○「地域家庭教育・子育て応援グループ」の活動
県下14箇所に、「地域家庭教育・子育て応援グループ」を設置しており、それぞれ、定期的な家庭教育・子育てについての相談会や、講座・学習会を開催・実施しています。
番
チーム名
住所(宛先・活動拠点)
電話番号
1
四国中央市ふれ愛グループ
四国中央市金生町下分827-5
090-1007-4771
2
新居浜市子育て支援グループ
新居浜市一宮町1丁目5-1
新居浜市教育委員会
社会教育課0897-65-1300
3
西条市家庭教育・子育て支援
グループ西条市喜多川796−1
東予教育事務所 社会教育課0897-56-1300
4
今治地域子育て応援グループ
「もしもし」今治市高橋甲90−4
0898-22-3688
5
風早あすなろ「ゆうゆう」
松山市北条辻6番地
北条コミュニティセンター内089-993-1114
6
松山家庭教育・子育て応援グループ
松山市高岡町860-67
089-971-2975
7
地域安心安全子育てネットワーク
まつやま松山市築山町12-33
089-943-3346
8
伊予地域家庭教育・子育て支援チーム
松山市北持田町132番地
中予教育事務所内089-909-8780
9
久万高原町Happyサポート
上浮穴郡久万高原町久万1444-5
地域子育て支援センター0892-21-3192
10
喜多っ子子育てサポートグループ
大洲市若宮332番地
大洲市立喜多小学校内0893-24-4580
11
八幡浜市家庭教育・子育て応援
グループ八幡浜市保内町宮内1-260
八幡浜市教育委員会
生涯学習課0894-22-3111
12
せいよ家庭教育・子育て応援グループ
西予市宇和町卯之町3丁目434-1
西予市中央公民館内0894-62-6415
13
うわじま子育て応援グループ
宇和島市曙町1番地
0895-24-1111
14
あいなん子育て応援グループ
南宇和郡愛南町御荘平城3063
0895-73-1111
訪問や来訪対応を通して、保護者から個別に具体的な悩み等を聞き、助言や支援を行います。また、必要に応じて専門の関係機関等を紹介します。
[個別相談の様子]
相談対応にあたるグループスタッフは、臨床心理士・元教員・元保育士・子育てサポーターリーダー(※)などであり、保護者から個別に具体的な悩み等をおうかがいし、助言や専門機関の紹介などの支援を行います。
※子育てサポーターリーダーとは
愛媛県家庭教育推進協議会と愛媛県教育委員会が、長年にわたって子育て支援や教育活動に携わってこられた方に対し専門講座を実施し、地域の子育て支援の指導者として認定した方々です。
これまでに誕生した、「子育てサポーターリーダー」の方々については、生涯学習課のホームページで紹介しております。
子育ての悩みは、それぞれのご家庭の実情によってさまざまであり、解決が難しいことも多いとは思いますが、話を聞いてもらうだけでも、気持ちが安らいだり、新たな視点が浮かんだりするものです。
お近くの「地域家庭教育・子育て応援グループ」まで、どうかお気軽にご連絡ください。
なお、相談内容の秘密は厳守いたします。
各グループでは、地域の実情に応じて、域内の保育所・幼稚園や小学校及び公民館等と連携し、定期的あるいは要請に応じて、家庭教育に関する講座や学習会を開催しています。
具体的には、たとえば、学校やPTAの研修活動でお話をしたり、公民館の部屋を定期的に借りて連続講座を開いたりしています。
内容は、ワークショップ形式の参加体験型活動を導入したり、座談会形式を取ったり、ペープサートや紙芝居を作って講座を行うなど、さまざまな工夫を凝らしています。
開催日等については、各グループの広報物等でお知らせしていますので、お近くの方はぜひご参加してみてください。
[子育て学習会の様子]
[家庭教育講座の様子]
【えひめ地域家庭教育・子育てサポート事業の取組A】
家庭教育・子育て出前講座
学校や企業などからの要請に応じ、家庭教育・子育てに関する出前講座を行っています。
下表のような内容を想定していますが、ほかにも、家庭教育・子育て・子どもの教育に関することなら何でも受け付けます。
講師については、申請者と話し合いの上、会の趣旨・参加者に最適な方を招聘します。
テーマ
主な講師
1
家庭教育のあり方について
臨床心理士、県教育委員会 等
2
子育てについて
幼稚園職員、市町教育委員会 等
3
インターネット等による有害情報対策について
大学教授、携帯電話会社 等
4
食育について
県教育委員会 等
5
親子関係、カウンセリングについて
臨床心理士 等
6
子どもの発達と支援について
大学教授 等
なお、この講座に関する講師謝金・講師交通費等は、本事業費で支出いたしますので無料です。
学校・団体・企業の皆様、そして小人数のサークルのような場合でも結構です。
申請書の様式については企業・学校等における保護者等への家庭教育・子育て講座のホームページをご覧ください。
[参加者の感想]
[企業での講座の様子]
H22.6.4於/愛媛銀行 研修所
【えひめ地域家庭教育・子育てサポート事業の取組B】
家庭教育・子育て応援推進フォーラム
地域の家庭教育・子育て支援の成果と課題を検討するため、東予・中予・南予の3管内で、保護者、企業、教育関係者、児童福祉関係者、社会教育関係団体関係者等にお集まりいただき、事例発表・シンポジウム・講演などを行う予定です。
詳細が決まり次第、県教育委員会生涯学習課のホームページに掲載します。【えひめ地域家庭教育・子育てサポート事業の取組C】
家庭教育のアドバイスをしています!
生涯学習課のホームページにおいて、「えひめ家庭教育のひろば ―家庭教育・子育てQ&A―」と題して、家庭教育・子育ての悩みについて、Q&A形式でアドバイスを掲載しています。これは、県下のいくつかの幼稚園から高等学校までのお子さんを持つ保護者の方にご協力をいただいたアンケートの中から、典型的、あるいは一般的なものを抽出したものであり、現在70例を掲載していますが、今後も順次更新していく予定です。
なお、この内容は、冊子化して、「第1集」「第2集」として幼稚園や小中学校等にもお送りしており、本年度中には「第3集」も発行・配布の予定です。
子育てについて、「これで間違いない」などという正解はありませんが、それぞれのご家庭での家庭教育の一助としていただければ幸いです。
「えひめ 家庭教育・子育て Q&A」掲載例(第2集から抜粋) 【幼児期】父親が忙しい
Q 父親が仕事で忙しく、毎日深夜に帰宅し、土日もほぼ毎週出勤しています。このような状態が長く続いており、娘は、休日に親子で楽しそうに出かけていく近所の家族を見て、「どうしてうちのお父さんはいつも仕事ばかりなの?」と尋ねてきます。こんなことから、最近は、父親が出勤する際、玄関で大泣きするようになりました。私自身も、ずっと父親不在のような生活環境に負担を感じています。このままで、子どもはちゃんと育っていくのでしょうか。
A 同様の訴えが多数寄せられています。次世代育成支援対策法による企業等の取組、ワークライフバランスの考え方の広がりなどにより、多くの職場では業務時間等の改善が進んできているとは思いますが、ご質問にあるような、「多忙による父親不在」という悩みは、まだまだ多くの家庭に残っています。娘が起きている時刻にはめったに顔を合わせられないお父さんが、朝めずらしく見送ってもらえた際「また来てねー。」と手を振られた、という笑えない話もあります。
対応策としては、ご主人の職場の勤務状況等の好転がなされることが一番でしょうが、本アドバイスではそのことをひとまず脇に置き、お母さまとお嬢さんとのことについて述べてみます。
まず、何よりも、お嬢さんと一緒にいるとき、お父さんの話題をたくさんしてあげてください。お父さんの笑顔を共に思い描くことは、お嬢さんの寂しさを分かち合うことであり、その場にいないお父さんの存在を意識する、ということにつながります。幼い子どもにとっての親という存在は、たしかに「いつもそばにいる」という状況が望ましいのかもしれませんが、それ以上に、「いつも心配し守られている」という安心感を子どもが持てる関係性作りこそが重要なのです。
次に、当たり前のことではありますが、ご一緒にいる時間を大切にしてください。前述したこととも重なりますが、人と人との関係とは、一緒にいる時間の「長さ」より、その「関係のあり方」が重要です。疲れているお父さんも、お嬢さんとの貴重な時間を、十分に楽しみながら過ごしてくれるはずです。お嬢さんのお話をいっぱい聞いてあげるように、お伝えしてみてください。
【中学生】友人の問題行動について
Q 息子の仲のいい友人たちが、タバコを吸ったり公園で酒を飲んだりしていると聞きました。息子の方は、それを自分から話してくるぐらいだし、「あいつらはあんなことをして」と言っていますのでホッとしていますが、その子らの保護者は、お子さんがそのようなことをしているのはご存じないのではないかと思います。どのように対応したらいいでしょうか。
A ご心配の内容は、2つに分けられるかと思います。
一点目は、相談者のお子さんが悪影響を受けないかということであり、二点目は、友人たちの問題です。
一点目については、息子さんは友人の行動を否定的に捉えているようなので、ひとまずは安心してよいかと思います。ただ、中学生の人間関係は、精神的な不安定さからくる大変難しい仲間意識がグループの空気を支配する場合があり、ご相談の例のような場合、メンバーの中で自分だけ「正義」を貫くのは難しい面があります。学校・教室という限られた空間かつ固定的メンバーの中で、いわゆる「同調圧力」を跳ね返すことは大変難しく、一歩間違えばいじめ行為の要因にもなりかねないのです。
二点目の友人たちの問題行動についてですが、もちろんそういう非行が行われている現状の問題もさることながら、どんどんエスカレートしていくこと、また、そういう習慣の「負の快楽」に友人たちが溺れていくことが心配であり、このまま看過してはいけないと思います。
まずは、可能な限り、お子さんと、友だちとしてそういうことをやめさせるような働きかけができないか相談してみてください。そして、どうしても難しい場合は、お子さんが傷つかないよう配慮しながら、学校等に連絡して、しかるべき対応を任せることも必要かもしれません。
相談者の心の内には、もしかすると、「息子の友人たちを密告することになる」という戸惑いが生じるかもしれませんが、それは違います。きちんと問題を明らかにすることは、すなわち彼らを助けることなのです。子どもたちが間違った方向に進んでいるならば、大人たちは自らの責任として「それは違うよ」と、一刻も早く道を照らしてやらなくてはならないのです。
青少年を守り育てるために、大人はもっともっと声を出し合い、地域や学校等の風土や規範性を高めていきましょう。そういう大人の真剣な姿勢こそが、子どもたちの心に響いていくのです。
■「えひめ 家庭教育のひろば ―家庭教育・子育てQ&A−」のHP
おわりに
「家庭教育」という言葉の響きには、どうしても「保護者がもっとしっかりするように」というニュアンスが含まれがちです。しかし、保護者の中には、子育てに悩みつつも、仕事等に追われ、落ち着いて自らの子育てについて振り返ったり、学習する機会がなかなか取れなかったりする方も多いのではないかと思います。
家庭、学校、地域、行政等が一体となって、「私の子ども」ではなく「私たちの子ども」という意識を広げ、「家庭での教育・子育てを、みんなで支えていく」という基盤づくりが、今求められています。
愛媛県教育委員会といたしましても、ここに挙げさせていただいたような各種施策等を中心に、県下の家庭教育支援の充実に努めて参ります。
美術館特別展「つながり―時、場、人」の開催 文化振興課
展覧会名:「つながり―時、場、人」会期:平成22年10月9日(土)〜11月28日(日)
会場:愛媛県美術館新館2階
開館時間:9時40分〜18時(入場は17時30分まで)
休館日:月曜日*ただし、10月11日(月)、11月1日(月)は開館
10月12日(火)、11月2日(火)は休館
観覧料:
観覧料
当日券
団体料金(20人以上)
一 般
300円
240円
高大生
200円
160円
小中生
無料
無料
※満65歳以上の方は無料です。生年月日が分かるものをご提示ください。
※障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料です。
※企画展観覧券の半券でご覧いただけます。
概要:この展覧会は、愛媛県出身及び現在を含めたこれまでに愛媛県に縁がある作家の中から、愛媛県美術館の学芸員が調査・研究を行い、より広く紹介したいと考える作家、そしてこれからの活動にぜひ着目していきたいと考えている作家の中から、「つながり」というテーマを設けて県民の皆さんに広く紹介し、するものです。
1 展覧会の経緯についてこの展覧会が実現に至った経緯について、順を追って説明します。
本展覧会は、「愛媛ゆかりの有望芸術家等支援事業」として、22年度県予算において特別枠を活用した新規事業として計上され、県の重点事業のひとつとなっています。近年、全国的に文化事業予算が大きく削減される中、今回のように敢えて県の文化芸術の活性化を目的とする事業を実現させることには、大きな意味があると考えます。
本県に限ったことではないのですが、美術館事業は、この10年ほどの間に大幅に規模が縮小してきました。こうした状況は、医療や福祉、産業のような直接人命に関わる性急な内容を含む分野と比較した時に、文化芸術分野がどうしても後回しにされてしまいがちになるためですが、それによって文化事業が担う役割が小さくなることは決してありません。
そこで、愛媛県では、このような厳しい経済状況下にあっても、文化芸術の振興を積極的に推し進めるべく、県出身及び愛媛県にゆかりのある作家の調査・研究をこれまで以上に重点的に行い、これらの作家の作品を評価・購入し、未来を見据えた県の文化財産として保存、紹介していくことを今後の方針とし、今回の事業が立ち上がりました。
県立美術館として、県にゆかりのある作家の調査・研究を行うことは、その活動の核の一部を占めるものであり、これまでも継続して行ってきたことです。当然のことですが、それらの作家の業績は、県内さらには県外・国外への影響を含めてその文化や歴史を語る上で欠かせないものであり、更なる調査・研究によって、愛媛県を中心とした新しい文化の側面が見出される可能性を多分に秘めているからです。また、県がこのように芸術分野に目を向け、県事業の一環としてその活動を支援していくことで、現在活動を行っている作家に、今後より精力的に制作活動を行うための、良い影響を及ぼす可能性も十分に考えられます。このような調査・研究の成果を、展覧会を開催し、図録としてひとつの形に残すことにより、県内はもとより県外へとその情報を発信することが可能となるのです。
これまで、個展開催と図録作成という形でその成果を紹介できたのは、松本山雪、杉浦非水、柳瀬正夢、真鍋博、田窪恭治、小清水漸など数名に止まっており、県民の皆さんにもっと愛媛の美術を知っていただくためには、より多くの作家を紹介する必要があります。今回の展覧会では、これまでこのような形で紹介することが出来なかった作家、また今後一層その作品や画業を紹介していくべき作家の作品を「つながり」という視点のもとに集め、愛媛県からの文化発信のひとつの契機となることを目的としています。
こうした趣旨のもとで開催する今回の展覧会ですが、これまでも、同様のコンセプトによる展覧会を開催してきました。昨年度、文化庁の地域文化芸術振興プランを活用して開催した、やはり県ゆかりの作家を取り上げた2つの展覧会です。
ひとつは、現代作家を8人紹介した展覧会、『ミルコトカラハジマル 自然との対話』(22年1月22日〜2月28日)、もうひとつは、明治後期に水彩画の作品を主に世界を舞台に発表した五十崎町(現内子町)出身の中川八郎と、そのつながりの深い作家大下藤次郎を紹介した、『みづゑのきらめき 中川八郎、大下藤次郎と近代日本の水彩画』(22年2月20日〜3月22日)です。これらは、国の単発的な予算を受けて実現した展覧会でしたが、今回の展覧会は県が主体となって企画・実施する事業であり、今後の愛媛文化のさらなる発展への礎となることが期待されます。
「ミルコトカラハジマル―自然との対話」展示風景から
2 展覧会の趣旨について
今回掲げている、「つながり」というテーマには様々な意味が含まれています。つながりは、過去から未来へと続く時の流れでもあり、その中で生きている私たちの生命の輪廻でもあり、時間や場所を超えて生き物やそれ以外のあらゆるものを取り巻く関係であり、さらには作品や作家とそれと出会う鑑賞者としての私たちとの関係とも言えるでしょう。本展では、古くは江戸時代中期に活動した絵師から、現在の新進気鋭の作家までの多様な
このほかにも、これからますます精力的に活動していくことが期待される新鋭の作家も含めて多種多様な作品をご紹介します。また会期中には、出品作家にも美術館に足を運んでもらい、ワークショップやアーティスト・トークなどの催しを開催することによって、一層内容の深い、人と人、作品と人との「つながり」の機会となるよう計画中です。
遠藤広実
《寒山図》
江戸時代後期
個人蔵
作品をこの「つながり」という視点でご紹介します。今回取り上げる江戸時代中期から昭和中期頃までに活動した作家については、その時代の傾向や歴史的背景を鑑みながら、改めて作品に目を向けると、その作品が当時及ぼしたであろう影響や、同時代を中心としたその他の作家との関連が見えてきます。
例えば、江戸時代後期に松山藩の絵師として活動した遠藤広実の作品は当館にも数点収蔵されており、これまでも調査されていましたが、最近これまでの認識を覆すような新たな作品が「発見」されました。広実の父であり同様に絵師であった広古は、山並みや人物などを柔らかく細やかな描写で上品に表現する作風の、土佐派の流れを汲む第4代住吉派広守に学んでおり、広実もまた、そうしたいわゆるやまと絵の特徴を備えた作家として認識されていました。ところが、個人が所蔵していた作品の《寒山図》を調査する機会に恵まれ、この作品がこれまでの認識を覆すような、新しい特徴を十分に備えていることが判明したのです。
この作品により、広古が住吉派の表現のみにとどまらず、それ以外の複数の表現をも実践していたことが実証されました。この作品は、現在寄託を受けて当館で保管しています。