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平成22年度「えひめ教育の日」推進大会
~若者を育てる 大人が変わる~
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「えひめ教育の日」が制定3年目を迎え、制定の趣旨を再確認し、県民への普及・啓発活動の一層の活性化を図るため、「えひめ教育の日」推進大会を開催しました。
大会では、教育関係者、一般県民など、約500名の参加の下、昨年までの活動を報告するとともに、今後のさらなる取組の活性化に向けて、「『えひめ教育の日』推進宣言」が行われました。
また、松山青果株式会社が財団法人愛媛県教育会と提携し、売上金の一部を県内の学校等教育施設の図書購入及び読書環境の整備に役立てようと企画した「愛のあるバナナ」の、上半期分の寄付金の寄付目録贈呈式が行われました。
このほか、記念講演では、宮本延春(みやもとまさはる)氏をお招きし、「オール1の落ちこぼれ、教師になる」と題してご講演いただき、参加者それぞれが教育について考えました。
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○主催
・「えひめ教育の日」推進会議
・えひめ若年人材育成推進機構(ジョブカフェ愛work運営団体)
○後援 愛媛県
○日時 平成22年11月1日 月曜日 13:00~15:40
○場所 エスポワール愛媛文教会館
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【開催内容】
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○記念講演
・講師 宮本 延春氏
・演題 「オール1の落ちこぼれ、教師になる」
自身がいじめられた体験、10代での父母との死別などの辛い状況から、23歳で新たな目標を掴み、努力を重ね、母校の高校教師となられるまでのご経験などを踏まえ、ユーモアやクイズをまじえながら、親として子どもとどう接するかなど、心に残るご講演をしていただきました。
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平成22年度「えひめ教育の日」推進フェスティバル
~みんなで育てる 教育の芽~
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「えひめ教育の日」が制定3年目を迎え、県民に対する「えひめ教育の日」「えひめ教育月間」の普及・浸透を図り、家庭や地域における教育に関する取組の活性化を図るため、NPO法人等の協力を得て、大街道商店街において「えひめ教育の日」推進フェスティバルを開催しました。
開会式では、愛媛県高等学校教育研究会の丹下会長による開会宣言、「えひめ教育の日」推進会議の中野会長によるあいさつが行われました。会場には、読売ジャイアンツから育成選手として指名を受けた岸敬祐選手など、愛媛マンダリンパイレーツの5名の選手に駆け付けていただき、フェスティバルを盛り上げていただきました。
また、松山青果㈱と財団法人愛媛県教育会が提携して、売上金の一部を県内の教育施設の図書購入、読書環境の整備に役立てるために企画した「愛のあるバナナ」が紹介されました。
開会式が終わると、特設ステージで、喜多浦八幡太鼓育悠会(今治市)によるこども太鼓、砥部やんちゃ組こども教室(砥部町)による太鼓・獅子舞、つばきこども邦楽教室(松山市)による琴演奏、南高井町子供獅子舞保存会(松山市)による子供獅子舞、みかん一座による「エコ体操」、「食育ダンス」など、総勢約80名の出演により、商店街の賑わいの中で、「えひめ教育の日」をPRしました。
このほか、学校やPTAの活動の様子などを撮影した写真展や、NPO法人青少年育成夢Cubeによるダブルダッチ入門体験講習会も行われました。
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○主催 「えひめ教育の日」推進会議
・後援 愛媛県
・協力 大街道商店街、㈱まちづくり松山
○日時 平成22年10月31日 日曜日
○場所 大街道商店街・松山三越前
○開会式
丹下会長による開会宣言 |
中野会長による開会のあいさつ |
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マンダリンパイレーツ選手のあいさつ |
「愛のあるバナナ」の紹介 |
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○啓発活動
「えひめ教育の日」啓発用ティッシュペーパー配布 |
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○啓発イベント
砥部やんちゃ組こども教室(砥部町)による太鼓・獅子舞 |
南高井町子供獅子舞保存会(松山市)による子供獅子舞
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NPO法人青少年育成夢Cubeによるダブルダッチ入門体験講習会 |
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1 学校支援ボランティアってどんな活動?
学校支援ボランティア活動とは、学校の求めに応じて、子どもたちのために地域の人たちがボランティアで学校の活動を支援するというものです。
この活動は、ボランティアにとっても、自分の特技や趣味を活かす喜びを感じることができ、子どもたちの役に立っているという充実感も得ています。
学校、ボランティアともに、「たのしく、たすかる、ためになる」活動であり、子どもと大人、地域の大人同士、教員と地域の中に温かいつながりが生まれています。 |
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2 どんな学校支援ボランティアをしているの? |
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<その他>花壇の整備や庭木の剪定施設の整備、安全マップやホームページの 作成なども大切な活動です。
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復活した行事「50キロ歩行」を支援
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~ 地域住民のみなさん ~
子どもたちの笑顔に会いに行きませんか!
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登下校の見守り活動 |
学校の環境整備支援 |
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学習支援 |
郊外学習 |
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読み聞かせ活動 |
図書室整備活動 |
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花の水やり活動 |
学校行事支援 |
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できることを できるときに できるところから |
3 学校支援ボランティアの活動で心がけること
○ 無理をしない。
○ 明るく、楽しく活動する。
○ 学校で知り得た個人情報を外部に漏らさない。
○ 子どもの人権を守る。(一人一人の子どもを大切にする。)
○ 学校の活動に積極的にかかわる。
○ 視野を広げて気づき、提案する気持ちをもつ。
※平成21年度は、県下で延べ160,150名が活動しました。
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4 市町の取組について |
平成22年度、えひめ学校支援地域本部推進事業は、四国中央市、新居浜市、松山市、久万高原町、伊方町、宇和島市、松野町、愛南町の8市町で行われています。
ここでは、本年度の取組の中から、久万高原町父二峰地区地域本部の活動を紹介します。 |
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地域の宝物=「子どもたち」をかがやかせるために
~父二峰地域教育協議会の取組みから~
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久万高原町では、「ひと・里・森がふれあい ともに輝く元気なまち」をスローガンに学校・家庭・地域の教育力の向上と連携に努め、子どもたちを地域総がかりで育成しています。
「子どもは地域の宝物」です。
地域の人材を学校の要請に応えながら派遣できる支援体制をつくり、地域のチカラを子どもたちの健全育成につなげています。
平成22年度から本事業を活用し、地域支援ボランティアの考え方の普及に努めています。
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○父二峰地区学校支援地域本部
<事業内容>
○父二峰地域教育協議会について
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会長(1名) 公民館長(3名) 教育後援会長(1名)
学校評議員(6名 ※ 兼任のため実質1名)幼・小PTA会長(2名)
地域コーディネーター(3名) 学校・幼稚園関係(4名) 計15名
※アドバイザーとして、大学関係、愛媛県教育委員会関係、久万高原町教育委員会が適時かかわる。 |
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平成22年度 父二峰地域教育協議会の実施状況(4回実施予定) |
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○地域コーディネーターがキーポイント!
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学校の要請に応えるように、学校と地域及びボランティアの方々をつなぐことが役割です。 |
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学校や地域の事情に理解ある方が適任です。本協議会では、PTA運営委員から公民館単位で3名選出しています。 |
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学校や地域の行事等に積極的に参加・協力したり、学校支援ボランティアを募集したりして、子どもを地域全体で育てる体制づくりに努めます。 |
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<活動内容> |
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○地域全体を学校支援ボランティアに!
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地域全体の方が、様々な形で学校支援ボランティアとなっていただいています。 |
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学校支援をすることで、地域の活性化へもつなげています。 |
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本協議会では、公民館との連携を重視しています。公民館活動の中に学校支援活動が取り入れられています。その他、壮年会、高齢者クラブ、婦人会の活動にも学校支援を取り入れていく方向で進めています。 |
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主な学校支援の活動は次のとおりです。 |
支援活動名
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活 動 の 様 子
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体験活動の支援
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田植えや稲刈りの指導及び支援、さつまいもの栽培や収穫の指導及び支援では、田や畑を借用し、延べ人数20名程度の方の協力のもと、児童・園児が活動しました。水生生物調査・魚つり教室の企画及び支援では、午前中は県の事業として取り組みましたが、午後は地元壮年会や学校支援ボランティアが総勢20名程度協力していただき、二名川の水辺やホタル交流館で楽しく学習しました。
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放課後「遊びの学校」の支援
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毎月1回、地域コーディネーターが企画する活動です。6月の「生語り教室」では、3名の地域の方が語り部となり、地域に残る昔話や民話等を小学生に聞かせました。7月「フラメンコ教室」教室では、地域コーディネーターの紹介で、フラメンコ指導の講師を招聘し、小学生全員が衣装をつけて本格的に楽しく踊りました。9月「マイ箸作り」では、地域の工房の職人さん3名に来ていただき、竹の箸作りに挑戦しました。10月は地域のボランティア団体とディスコン交流会を行います。
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集会活動への参加
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小学生が主催する七夕集会に、地域の高齢者を中心に20名程度の方が参加して、ゲーム等を中心に交流しました。地域コーディネーター企画の句会ライブも行い、盛り上がった集会となりました。
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運動会への参加
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本年度から、地域の多くの方に参加・交流できる「ふじみね大運動会」を実施しました。地域の方の参加種目を設け、一緒に汗を流しながら、子どもたちを応援する運動会となりました。総勢300名での盛り上がった大運動会となりました。地域コーディネーターが地域と学校の橋渡しをしました。
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奉仕活動への支援
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6月と8月に学校敷地内の草刈り・剪定等の奉仕活動に地域から延べ100名程度の学校支援ボランティアの方が参加しました。この2回の活動で学校の環境が美しく整いました。
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「名人さんに学ぼう」の活動への支援
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冬場に、生活科・総合的な学習の時間の活動として実施します。本年度は、子どもたちが、炭焼き体験、しめ縄づくり、どんと焼き、昔の遊び、郷土料理、鬼の金剛などの活動に名人さん(学校支援ボランティア)に教わりながら、様々な知恵を学んでいきます。名人さんは30名程度参加する予定です。
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見守り活動への協力
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毎朝の登下校の見守り活動を行っている。現在、常時、活動している学校支援ボランティアは10名程度です。地域で子どもたちがあいさつができるように指導しています。
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活動の様子は、「ふじみね学校支援ボランティア通信」に掲載しています。
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○参加者の声
ボランティア
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子どもたちが元気に頑張っている姿がうれしい。 |
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地域の交流が図れ、地域の一体感が生まれてきた。 |
学校
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地域で子どもたちが豊かに育まれていることが実感できるようになった。 |
子ども
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たくさんの地域の方に応援してもらい、力いっぱいがんばることができた。 |
○これからの学校支援…
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町では来年度以降もこのシステムを継続するよう前向きに検討しています。 |
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学校支援ボランティア活動を活用した学校関係者や参加者は
次のような感想を述べています。
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○学校支援ボランティアに参加した方々から・・・
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学校が花いっぱいになり、美しくなった。 |
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子どもたちが出会ってもあいさつをしてくれるようになった。 |
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学校に昔お世話になった恩返しができた。 |
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まちづくりにつなげていきたい。 |
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先生方の苦労がよく分かった。 |
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地域の住民同士の絆がうまれた。 |
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学校の役に立っているということがうれしい。生きがいになっている。 |
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○学校関係者から・・・
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授業で地域の人の支援がとてもありがたかった。 |
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教員には見せない子どもたちのちがった一面を見ることができた。 |
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教員も地域住民の一員として、自分の地域で活動していくことが大切だ。 |
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あなたも、自分の特技や趣味を活かして、学校支援ボランティア、始めてみませんか。きっと、喜びや生きがいを感じ、役立っているという充実感を得ることができるでしょう。興味をもたれた方は、学校支援地域本部実施市町の教育委員会か愛媛県教育委員会生涯学習課までご連絡ください。
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愛媛県教育委員会生涯学習課
TEL 089-912-2933
FAX 089-912-2929
HPアドレス http://ehime-c.esnet.ed.jp/shougai/index.html
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平成21年度から「授業のエキスパート養成事業」を実施しています。33名の先生を授業のエキスパート候補として指名し、校長先生や大学の先生などの助言のもと、これからの時代に求められる優れた授業についての研究に取り組んでいます。
その成果を、授業公開を通して県内の先生方に広く普及・啓発するとともに、県内の先生方の授業研究に役立つよう、授業研究会の様子を実践事例集やDVDにまとめ、すべての学校に配付しています。
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