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愛媛県教育文化賞授賞式

 平成23年度愛媛県教育文化賞授賞式が、平成23年11月3日文化の日に、愛媛県庁正庁で行われ、本県の教育文化の向上発展に、特に功績著しい次の3名の方が受賞されました。
 なお、昭和27年以来、本年度を含めたこれまでの受賞者は、個人165名及び団体2団体となっています。

氏名 年齢 主要経歴
紅谷 博美
(松山市在住)
73歳 (元)愛媛県立松山南高等学校長
(元)愛媛県高等学校教育研究会会長
(元)愛媛県高等学校長協会会長
(元)NPO法人被害者こころの支援センターえひめ理事長
(現)NPO法人被害者こころの支援センターえひめ顧問
井関 和彦
(大洲市在住)
71歳 (元)愛媛県教育委員会委員
(元)愛媛県教育委員会委員長
(現)大洲商工会議所会頭
(現)愛媛県木材協会副会長
(現)伊予木材株式会社代表取締役社長
讃岐 幸治
(松山市在住)
71歳 (現)愛媛県社会教育委員
(元)愛媛県生涯学習推進方策検討委員会会長
(元)第16回全国生涯学習フェスティバル企画委員会会長
(現)愛媛大学名誉教授
(元)放送大学愛媛学習センター所長
※平成23年11月3日現在

平成23年度教育文化賞授賞式の様子

「宇摩向山古墳」の国史跡指定

 文部科学省からの官報告示により、9月21日付けで、四国中央市の「宇摩向山古墳(うまむかいやまこふん)」が国史跡に指定されました。

 宇摩向山古墳は、金生川東岸の丘陵先端部に立地する7世紀前半に造られた長方形墳です。墳丘の規模は、東西70m、南北46mと推定され、四国最大にして全国でも最大級です。巨石による横穴式石室2基が南向きに平行して築かれており、両石室とも全長が10m以上あり四国最大級の規模を誇ります。

 このように、本古墳は墳丘や石室の規模の大きさから、かなりの有力者の墓であると考えられ、古墳時代終末期における四国地方の政治的・社会的状況を知る上で重要な古墳です。

 なお、今回の史跡指定により、愛媛県内の国指定史跡数は14件となりました。
宇摩向山古墳 宇摩向山古墳

美術館
「19世紀フランス絵画の流れ 印象派の誕生」開催報告

 美術館では、6月5日(日曜日)から7月18日(月曜日)まで、「19世紀フランス絵画の流れ 印象派の誕生」展を開催しました。欧米及び国内各地の美術館が所蔵するコレクションより、モネやルノワールら印象派の作品をはじめ、アカデミスムやバルビゾン派、印象派以後の画家達の作品を紹介。愛媛、沖縄、熊本のみでの開催のため、県内は元より広く県外からも注目を集め、多くの方々にフランス近代美術の精華をご堪能頂く機会となりました。

「印象派の誕生」開展式 「印象派の誕生」会場風景
[開展式]
フランス大使館のメジエール次席参事官より
来賓挨拶を賜りました。
[会場風景]
17歳のモネが描いた清新な風景画など
貴重な名画の数々を展示しました。

美術館
友の会共催「おくらだし展―館蔵品をめぐる物語―」開催報告

 美術館では、7月30日(土曜日)から8月31日(水曜日)まで、「愛媛県美術館友の会」との共催による初の企画展として、「おくらだし展―館蔵品をめぐる物語―」を開催しました。ほぼ館蔵品のみによる展示としては、過去最高の3,183名の来場があり、白川義員の写真や伊藤五百亀の彫刻、江戸時代の甲冑など当館でもこれまでなかなか展示する機会のなかった作品をご鑑賞いただきました。

「おくらだし展」の様子 「おくらだし展」の様子
「おくらだし展」の様子 「おくらだし展」の様子

高校生おもしろ科学コンテスト

 今年で5回目となる高校生おもしろ科学コンテストが、平成23年8月23日(火曜日)に、愛媛大学総合情報メディアセンターで実施され、7月末に各校で実施した予選を勝ち抜いた20校30チーム、90名の生徒が数学、理科の問題に取り組みました。

 審査の結果、最優秀賞(県知事賞)は松山東高校Bチームが、優秀賞(教育長賞)は今治西高校Dチームと松山南高校Aチームが受賞しました。

 化学の問題では、発泡スチロール球をモデルに用いて、金属の結晶構造を考察する問題に取り組みました。

 参加した生徒からは、
協力しながら解答できて楽しかった。
それぞれが得意な分野に取り組み、不得意な分野も互いに埋め合わせることができた。
他校の生徒と競うことで、よい刺激になった。
基本的な事柄や、学習したことを違った視点から見る問題で、科学のおもしろさを再認識した。
などの感想が寄せられました。

高校生おもしろ科学コンテストの様子 高校生おもしろ科学コンテストの様子
高校生おもしろ科学コンテストの様子 高校生おもしろ科学コンテストの様子

人権尊重の意識を高めるためのポスター展

 平成23年度の人権意識を高めるためのポスター募集には、県内の小学校・中学校・高等学校から、46,623点の応募がありました。この中から、特選作品5点と優秀作品148点が決まりました。

 自分も他の人も大切にし、だれもがかけがえのない存在として大切にされる社会をつくっていこうとする、児童生徒の熱い思いが表現された作品です。

綱崎ひろみさんの作品 玉木愛梨さんの作品 伊藤あいむさんの作品
松野町立松野西小学校
1年 綱崎ひろみ
大洲市立久米小学校
4年 玉木愛梨
西条市立橘小学校
5年 伊藤あいむ
山本芽衣さんの作品 阿部杏子さんの作品
鬼北町立広見中学校
2年 山本芽衣
愛媛県立松山南高等学校 砥部分校
2年 阿部杏子

平成23年度特別支援学級担任者等研修会

 特別支援学級担任者等の資質と能力の向上を図るため、6月に県内5つの小学校を会場に研修会を実施しました。約150名の担任者が授業参観や研究協議を通して、研修を深めました。協議では、学習指導の在り方や特別支援学級等の経営をめぐる諸問題について、活発な意見交換が行われました。

研究授業の様子 研究事業の様子
【研究授業の様子①】 【研究授業の様子②】