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平成24年度「えひめ教育の日」推進大会
~ 愛顔いっぱい えひめっ子 ~
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11月1日(木)、エスポワール愛媛文教会館で、「えひめ教育の日」推進大会が開催されました。
大会では、教育関係者、一般県民など、約300名の参加の下、「えひめ教育の日」推進会議の田鍋会長によるあいさつや来賓祝辞に続き、今後のさらなる取組の活性化に向けて「『えひめ教育の日』推進宣言」が行われました。
また、推進会議が募集した「えひめ教育の日」関連写真や、県教育委委員会が行った教育月間関連事業「親子のふれあい・つながり」のポスター・作文・エッセイコンクールの最優秀作品に対する表彰式が行われ、代表で宇和島市立天神小学校3年の山崎伶南君が受賞作文「大すきお父さん」を読み上げると、会場から大きな拍手が送られました。
続いて行われた記念講演では、筑波大学教授の石隈利紀氏が『寅さんとハマちゃんに学ぶ「燃え尽きない」ためのレッスン』と題して講演し、学校と保護者が、地域と連携して、子どもが努力できる環境を作ることの大切さを訴えていました。
県民総ぐるみで取り組む愛媛教育の実現に向けて、一層の機運の醸成が図られた推進大会となりました。
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主催
・「えひめ教育の日」推進会議
・えひめ若年人材育成推進機構(ジョブカフェ愛work運営団体)
後援 愛媛県
日時 平成24年11月1日(木) 13:00~15:30
場所 エスポワール愛媛文教会館
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【開催内容】
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開会のことば |
あいさつ
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「えひめ教育の日」推進会議
田鍋修会長によるあいさつ |
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来賓祝辞 |
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愛媛県議会 岡田議長 |
愛媛県教育委員会 仙波教育長 |
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推進宣言 |
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岸尾副会長(愛媛県公民館連合会会長)
による推進宣言 |
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「えひめ教育の日」関連写真表彰式 |
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ポスター・作文・エッセイコンクール表彰式 |
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代表者による受賞作品の披露
(宇和島市天神小3年 山崎伶南くん)
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記念講演
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・講師 石隈利紀氏(筑波大学教授・日本学校心理士会会長)
・演題 『寅さんとハマちゃんに学ぶ「燃え尽きない」ためのレッスン』
~子どもとの関わり方、仲間との関わり方、自分との関わり方~
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「100人に対して100の顔」で接する寅さん流、「100人に対して一つの顔」で接するハマちゃん流。映画でお馴染みの2人の有名キャラクターを引き合いに出し、ユーモアを交えながら、子供や他人との関わり方をテーマに貴重なご講演をいただきました。
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平成24年度「えひめ教育の日」推進フェスティバル
~愛顔いっぱい えひめっ子~
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「えひめ教育の日」の制定から節目となる5年目を迎え、「えひめ教育の日」や「えひめ教育月間」の県民への一層の普及・啓発を図り、県民総ぐるみで学校・家庭・地域におけて教育に取り組むため、10月28日(日)、エミフルMASAKIで「えひめ教育の日」推進フェスティバルが開催されました。
開会式では、「えひめ教育の日」推進会議の井上監事(愛媛県教育研究協議会会長)による開式宣言の後、推進会議の田鍋会長があいさつに立ち、学校・家庭・地域が連携した県民総ぐるみの教育への参加を呼びかけたほか、松山青果(株)が売上金の一部を学校の図書購入等に寄附する「愛のあるバナナ」の取組みも紹介されました。
会場には、愛媛マンダリンパイレーツの中村投手・河添捕手・四ッ谷内野手の3名の選手とマスコット「マッピー」、愛媛県のイメージアップキャラクター「みきゃん」も駆け付け、フェスティバルを盛り上げてくれました。
そして、いよいよ子どもたちのステージがスタート。松前小学校の金管バンドで幕を開けたステージは、ダンススタジオMOGAによるダンス、親子で楽しめるサイエンスショーをはさんで、世界一に輝いた八幡浜工業高校の自律型ロボットの実演、松山聖陵高校の郷土芸能「虎舞」、県内高校生のトランペットアンサンブルと続き、素晴らしいダンスや迫力ある演奏に会場からは惜しみない拍手が送られました。
子どもたちのがんばる姿を見ながら、教育についての理解と関心を深め、愛媛の教育について共に考える秋の一日となりました。
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主催 「えひめ教育の日」推進会議
・協力 エミフルMASAKI
日時 平成24年10月28日(日)
場所 エミフルMASAKI グリーンコート
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開会式 |
井上監事による開会宣言 |
田鍋会長による開会のあいさつ |
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マンダリンパイレーツの選手(左から中村選手、河添選手、四ッ谷選手)とマッピー |
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愛媛県のイメージアップキャラクター「みきゃん」も応援に! |
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推進フェスティバルイベント |
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☆松前小学校金管バンド |
通行客の皆さんも思わず聞き惚れる…
小学生とは思えないトランペットの力強い響き! |
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☆ダンススタジオMOGA |
小学4~6年生の集まる小学生クラスは、今年の松山まつり(野球拳踊り)で優勝した演目「REDMAN」!
中学生以上の女子チームは、クールでパワフルなヒップホップダンスを披露! |
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☆サイエンスショー(センス・オブ・ワンダー教育研究所 立石康 氏) |
子どもたちも巻き込んで、空き缶(一斗缶)が爆縮する実験を実施!? |
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☆自律型ロボットの実演(八幡浜工業高校) |
昨年開催された「WRO(ワールド・ロボット・オリンピアード)」で見事世界一に輝いた八幡浜工業高校による自律型ロボットのデモンストレーション!
ステージの周囲に人だかりができるほどの盛況ぶり! |
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☆郷土芸能「虎舞」(松山聖陵高校) |
鉄砲を持った武者と虎の対決を見事に表現!! |
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☆トランペットアンサンブル(県内高校合同チーム) |
フェスティバルのフィナーレに響く迫力ある音色に、会場は大盛り上がり!! |
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愛媛県美術館では、12月22日(土)から来年1月27日(日)まで、一階の企画展示室において、「出光美術館所蔵 文人画名品展」を開催します。なお、同展覧会は、当館友の会の発足40周年記念展としても実施します。
出光美術館が発足したのは昭和41年(1966)。その本館は東京都千代田区丸の内、帝国劇場のビルの中にあり、分館が福岡県北九州市の門司港レトロ地区にあります。出光という名が物語るとおり、出光興産株式会社の創業者である出光佐三氏が長年にわたり収集した美術品コレクションを広く一般に公開するために創設されたのが出光美術館です。分館が北九州にあるのも、そこが出光興産の創業の地だからに他なりません。
出光美術館コレクションは、出光佐三コレクションを基盤としつつ、それをさらに補うようにして形成されました。その数は、国宝2件、重要文化財52件を含んで1万点にも及び、旧小浜藩主酒井家旧蔵の国宝《伴大納言絵詞》をはじめ、平安時代以来の日本の書画や陶磁器を中心に、中国の書画や朝鮮・タイ・ベトナムの陶磁器など東洋美術から、ジョルジュ・ルオーやサム・フランシスといった西洋の作家の作品まで、実に幅広い内容と高いクオリティを誇ります。
そのような出光コレクションの中でも特に重要な位置を占めるのが日本の文人画作品群です。
文人画というのは、簡単にいってしまえば、詩文や書画に関する豊かな教養をそなえた知識人が自身や友との楽しみ(「自娯」)のために制作した絵のことです。画工が主君の命に従って絵を制作するのとは異なり、画家自身が自身の思いに従って、自ら描きたいものを描きたいように描くというところに、近代の芸術家の精神を先取りするような面もあります。
出光美術館コレクションは日本における文人画の傑作を数多く揃えていて、傑作揃いのその中から、重要文化財3件を含む61件を厳選してご紹介するのが今回の展覧会です。池大雅、与謝蕪村、浦上玉堂、田能村竹田など江戸時代の巨匠たちから、「最後の文人画家」と称される近代の富岡鉄斎まで、日本文人画の名作を、俳人の松尾芭蕉や禅僧の仙厓の書画、青木木米の煎茶器とともに一堂にご覧いただきます。
ここで主な展示作品をいくつかご覧いただきましょう。 |
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先ずは、松尾芭蕉の《「ふる池や」発句短冊》
貞享年間後期(1687-88)の作です。
芭蕉(1644-1694)の「ふる池やかはつ飛込水の音」といえば、日本人で知らない者はいないと言うも過言ではない著名な俳句ですが、芭蕉自身がその句を書いたのがこの短冊です。
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池大雅の《山邨千馬図》
宝暦五年(1755)、数え年33歳の作です。
大雅(1723-1776)の友人の一人に大酒呑みの人がいて、ある夜、その人が泥酔して大雅の家を訪ねてきて「千頭の馬の絵を今すぐにも描いてくれ」と求めたので、仕方なく制作したのがこの絵です。広々とした山水の中を埋め尽くしている馬の大群衆。それぞれの馬にはそれぞれの動作があって、動作の連鎖によって風景の全体が揺らいでいるように、あるいは渦巻いているように見えます。熱気と活気と、愛嬌に満ちた作品です。昭和の文豪、川端康成が愛蔵した作品である点も特筆に値します。
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与謝蕪村の《寒林孤鹿図》
安永八年(1779)、数え年64歳の作です。
今日では芭蕉に続く俳諧の巨匠として知られる蕪村(1716-1783)は、当時はむしろ画家として有名で、大雅のライヴァルと見られていました。天才の大雅に比較すると少々まじめな感じにも見えてしまうのが蕪村の絵画ですが、その魅力は一見まじめな中にも俳句風の趣(「俳味」)が混じっている点にあります。この絵を見ても、山水は大変がっしりとしていて格調高いのですが、山の麓を駆ける鹿の姿が何とも頼りなく飄々として軽妙、洒脱で、そこがこの絵を俳味に富んで楽しいものにしています。
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浦上玉堂の《雙峯挿雲図》
玉堂(1745-1820)は酒に酔った状態で絵を制作したと伝えられますが、単に酔った勢いで一気に描き切るというのではなく、むしろ、飲んで酔っては描き、醒めては再び飲んで、再び酔ってから制作を再開する…という具合に、酔った状態を持続するようにしながら、じっくり制作していたそうです。玉堂の作品の大部分が色紙のような小品である中で、この絵は縦174.5cm、横90.5cmもの大画面で、その大画面の中に、快く走るような直線、軽やかに踊るような弧線、粘り強くうねるような曲線、そして淡々として潤いのある墨色と淡彩を、じっくり重ねて積み上げて、まるで生き物のようにうごめくような広大な湖水と雄大な山容を現出させています。国の重要文化財にも指定されている名品中の名品です。 |
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田能村竹田の《三津浜図》
天保五年(1834)、数え年58歳の作です。
文人画大流行の時代が始まろうとしていた江戸時代後期の、大勢の画家たちの中でも間違いなく最重要の画家として評価される竹田(1777-1835)は、九州の豊後の岡藩(大分県竹田市)の人で、郷里に拠点を置きながら度々京都の友を訪ねて関西でも活動していました。新幹線も飛行機もなかった当時、主な移動の手段は船で、瀬戸内海の景色を眺めて旅しました。天候によっては道中どこか最寄の港にしばらく停泊する場合もあったはずで、港町の商人や漁夫から歓迎を受けて居心地がよければ滞在が長期化する場合もあったことでしょう。伊予松山の三津浜にも滞在したことがあったようです。
天保四年に豊後を発した際には、翌年の八月に大坂に到着し、偉大な陽明学者だった大塩平八郎との友情を深めつつ、翌年二月まで大坂に滞在したのですが、それに先立つ半年間を広島の尾道で過ごしたそうです。
天保五年、三津浜の酒造家、松田酔樵の需めに応じて制作された名作《三津浜図》は、大坂に滞在していた間の作ですが、実際に訪れて見たことのある三津浜の風景を思い出し、思い浮かべながら制作したものだろうと考えられています。
巻物のように極端な横長(23.0×125.1cm)の画面に、まるでパノラマのように三津浜の景観を描き出しています。近代になって埋め立てが行われましたので、この絵に見る海面のかなりの部分は現在は住宅街になっています。かつて城下町へ向けて伸びる道には大きな松の木々が並び、白砂青松と形容される美しい景色が広がっていたと伝えられますが、この絵によって往時の様子を偲ぶことができます。浜辺には、大きな魚を売り買いする人々が見えます。三津の朝市でしょうか。
竹田の代表作の一つであると同時に、江戸時代後期の伊予松山の三津浜の景色を伝える第一級の絵画史料でもあり、今回の展覧会開催の最大の意義は、愛媛県民の皆様にこの作品をご覧いただくことができる点にあると言ってもよい位でありましょう。 |
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青木木米の《色絵魚藻文煎茶碗》
木米(1767-1833)は竹田の大親友の一人です。竹田は九州から京都へ東上しては、頼山陽とともにこの木米と親しく交わっていました。木米は竹田と同じく文人画家であると同時に、否、むしろそれ以上に優れた陶工でもありました。東西の古い焼物を盛んに研究しては、自身の制作に活かし、楽しい姿の煎茶器を作っては、竹田や山陽とともに煎茶を喫していたのです。 |
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仙厓の《鬼笑画賛》
江戸時代後期に活躍した禅僧の仙厓(1750-1835)は、諸国で修行したのち博多へ赴き、日本最初の臨済宗の禅寺である博多の聖福寺の住持となり、50歳代になってから盛んに絵を描くようになりました。軽妙な筆墨で大変ユーモラスな人物や動物や図形を描きつつ、そこに禅の教えをこめています。大いに笑う鬼と、目を丸くしてそれを見詰める鬼。この驚いた顔の鬼は「おや方、何に笑ふかい」と訊ね、大笑いの鬼は「来年の事云た、こたへむ、こたへむ」と応じています。来年のことを言うと鬼が笑うというのは、あまり遠い未来のことを考えても仕方がないということ、怖い鬼さえも笑い出してしまうほどに無意味なことだという意味です。 |
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富岡鉄斎の《東瀛僊閣図》
大正七年(1918)、数え年83歳の作です。
鉄斎(1836-1924)は、今回の展覧会で取り上げる画家たちの中では唯一、近代に活躍した人です。しかし近代の人とはいっても、生まれたのは江戸時代後期で、明治維新の時点では既に30歳を超えていましたから、いわば江戸時代の人が大正モダン時代まで活動していたとでも言った方が正しいのかもしれません。江戸時代の儒学や国学とともに書画を学んで尊皇の志を抱きながら近代に生きた鉄斎は、大雅や蕪村、玉堂、木米、竹田(そして渡辺崋山等)を尊敬しつつ、身近にも感じ、ライヴァルとも見ていました。彼等のような偉大な先輩に負けないような絵を描きたいと考え、研鑽し続けて数え年八十九歳もの天寿を全うしたのです。 |
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なお、今回の展覧会では、池大雅から富岡鉄斎にいたる日本文人画の巨匠たちの作品60件に加えて、出光美術館所蔵の、伊予松前城出土《青白磁刻花渦文梅瓶》も特別に出品されます。明治末期に松前城跡において出土した考古学上の貴重な資料であり、国の重要美術品に指定された名品でもありますが、松山へ初めて里帰りすることになったのです。
三津浜の昔日の風景を伝える田能村竹田の《三津浜図》とともにこれが出品されるのは、愛媛県美術館ならではの趣向であると自負しています。
展覧会に関連するイベントとして、煎茶会+展示解説会(12月23日)、企画展リレー講座(1月5日、19日、26日)、一日講座「印を彫って、印譜をつくろう」(12月24日、1月27日)、ミュージアム・コンサート「Music
in Museum by 出光」(1月12日)等を開催します。
是非ともご参加くださいますようお願いします。 |
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9月29日から10月9日までの11日間、岐阜県において「第67回国民体育大会岐阜大会【ぎふ清流国体】」が開催され、本県からは489人が出場しました。
本県の成績は、天皇杯34位と、昨年より順位を下げましたが、陸上競技(成年男子)やり投げで村上幸史選手、ボート(少年男子・少年女子)舵手付きクォドルプルで愛媛選抜が優勝を果たすなど、16競技で計45の入賞を獲得しました。
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開会式での愛媛県選手団の行進の様子
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3位入賞したバスケットボール成年女子
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陸上競技成年男子やり投げで優勝した村上幸史選手
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3位入賞したソフトボール成年男子 |
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平成23年4月に、小学校で新学習指導要領が全面実施され、小学校高学年で週1時間の外国語活動が導入されました。さらに、平成24年度には、中学校で新学習指導要領が全面実施され、外国語では授業時数や学習する語数も増加されました。そこで、県教育委員会では平成23年度から「英語コミュニケーション能力育成事業」を立ち上げ、小学校で培われた英語コミュニケーション能力の素地を生かし、中学校で英語を「聞くこと」「話すこと」「読むこと」「書くこと」をバランスよく育成し、これらの4技能を総合的に活用できるコミュニケーション能力の基礎を培うための指導方法などの実践研究を開始しました。本事業は、平成24年度においても、新たに推進ブロックを指定して研究を続けています。
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1 英語コミュニケーション能力育成事業とは |
(1) 事業の概要 |
同一中学校区にある全ての小学校と中学校を研究指定校とする推進ブロックを県内で3ブロック指定し、小・中学校で連携した英語によるコミュニケーション能力を育成するための実践研究を行います。
推進ブロックでは、原則として中学校を中核校として小学校と中学校が連携して研究を進め、各指定校を会場としてブロック別研究協議会を開催します。ブロック別研究協議会では、授業公開、交流研究会や研究報告会を行い、小学校と中学校の先生が、小学校での外国語活動と中学校の英語で学ぶ目的や内容について共通点や相違点を理解し、子どもたちのコミュニケーション能力を育てるための協議を行います。
県教育委員会では、連絡協議会を開催し、事業の趣旨等の説明や周知を図るとともに、大学教授を講師として招き、研究推進に関する内容の講義を行います。また、事業報告会においては、各推進ブロックからの実践報告や県外から講師を招き講義を行うなど、1年間の研究成果の普及・啓発を行います。
なお、平成23年度推進ブロックの研究報告については、こちらに掲載しています。
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(2) 研究推進ブロック |
平成23年度は、次の10校を研究指定校とし、研究推進に取り組みました。 |
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東予推進ブロック
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中予推進ブロック
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南予推進ブロック
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研 究
指定校
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西条市立丹原東中学校
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松前町立北伊予中学校
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八幡浜市立愛宕中学校
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西条市立丹原小学校
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松前町立北伊予小学校
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八幡浜市立白浜小学校
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西条市立徳田小学校
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八幡浜市立江戸岡小学校
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西条市立田滝小学校
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西条市立田野小学校
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平成24年度は、次の7校を研究指定校とし、研究推進に取り組んでいます。 |
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東予推進ブロック
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中予推進ブロック
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南予推進ブロック
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研 究
指定校
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今治市立朝倉中学校
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伊予市立伊予中学校
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鬼北町立日吉中学校
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今治市立上朝小学校
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伊予市立伊予小学校
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鬼北町立日吉小学校
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今治市立下朝小学校
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各推進ブロックでは、次の内容について研究を進めています。 |
○小学校外国語活動と中学校外国語科の学習内容の系統性や指導上の留意点などを示した小中連携カリキュラムの作成
○ねらいや目標を明確にして授業を行い、児童生徒の達成状況を見届け、英語コミュニケーション能力の向上につながる評価の工夫
○小・中学校が連携してコミュニケーション能力を育成するための指導の在り方 |
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2 研究の成果 |
ここでは、平成23年度の各研究推進ブロックにおける特色ある取組を紹介します。 |
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(1) 東予推進ブロックの取組 |
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各学校での授業実践を中心として「学び合い→授業実践→検証・改善→学び合い」のサイクルで研究を進めました。ブロック別研究協議会での学び合いで教員の資質向上、授業のレベルアップを目指し、情報交換やカリキュラム、教材の開発を行いました。そして、授業実践をもとにして検証・改善を行い、その結果を踏まえて次の授業につなげていきました。授業研究を中心としていることから、各学校での児童生徒の実態を把握できたり、自校の授業に生かしたりすることができました。 |
外国語活動の授業の様子
(西条市立徳田小学校) |
○小学校と中学校の連携 |
小中連携カリキュラムを作成し、小学校教員は中学校での学習の素地をつくるという意識をもち、中学校では外国語活動で学んだ内容を把握して系統的に指導するという意識をもつことができました。
また、小学校4校と中学校1校が教材を共有し、効果的に活用しました。統一したクラスルームイングリッシュや電子黒板を利用したゲーム、独自の地域教材「道案内」など小中の授業で共通して使用できるものを開発し、小中それぞれのねらいに応じて活用しました。さらに、中学校英語教員が各小学校を訪問し、6年生の外国語活動の授業を行う「出前授業」を実施しました。児童に中学校での学習への興味や意欲をもたせることができました。また、児童の実態を把握し、中学校での授業改善に役立てることができました。 |
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(2) 中予推進ブロックでの取組 |
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小中の「つながり」を意識し、小中学校の教員で英語推進部会を組織し、授業公開や授業の検証・改善を行いながら、学校間での教師と教師、児童と生徒のつながりを大切にした取組を行いました。
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○小中連携カリキュラムの開発
外国語活動教材「英語ノート」と中学校の教科書の題材を連携させ、目標や活動、使用する語彙や表現を明らかにする小中5年間の題材系統表を作成しました。さらに、各単元の小中連携の視点を踏まえた指導計画を作成し、小中の教員が連携の視点や接続を把握して学習内容を指導しました。また、オリジナルの単元「自分の1日を紹介しよう」、「世界の国々について伝え合おう」を開発し、小学校6年生と中学校1年生の合同授業を行いました。中学生にとっては、入学後に本格的に英語を学習してきたことを披露する場となり、小学生にとっては、これから進学する中学校での英語学習の様子を知り、中学校での英語学習への憧れや期待をもつ場になりました。
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小・中学校の合同授業の様子 |
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(3) 南予推進ブロックでの取組
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南予推進ブロックでは、以前から中学校区内の小中学校によるブロック研究が行われており、そのうちの「学力向上部会」に英語コミュニケーション能力育成のための取組を位置付けて研究を進めました。
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○ 小中連携の在り方
小中学校間の情報交換会や授業参観を実施し、外国語活動と外国語科の指導内容や系統性の理解を深めるとともに、「英語ノート」と中学校の教科書と関連一覧表と小中連携を踏まえた単元ごとの指導計画を作成しました。
また、中学校英語教員の外国語活動の授業への参画に加えて、毎年実施している小学校5・6年生と中学校1~3年生との3校でのふれあい行事(SEAフェスタ)に、英語を使って交流する場を設定しました。その中では、英語を用いたビンゴゲームや英単語に親しむゲームなどを実施し、参加した小学生からは「中学生が教えてくれて楽しくできた」、「中学生の発音がかっこよかった」、「小学生の自分でも中学生とちゃんと会話ができて、英語を勉強してよかったなと思った」などの感想がありました。 |
SEAフェスタでの交流の様子 |
さらに、小中交流授業として、中学生が既習の英語表現を用いて、入学してくる小学校6年生に分かりやすく学校紹介を行いました。この授業では、小学生が中学校入学への期待感や英語学習へ意欲をもつとともに、「小学生が分かってくれて、ちゃんと答えてくれたのでうれしかったし、びっくりした」という感想にあるように、中学生にとっては、学習した表現を用いて説明し相手とのコミュニケーションが図れたという達成感を味わう場となりました。
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3 平成24年度の各推進ブロックの取組 |
ここでは、中予推進ブロックの取組の概要について紹介します。なお、東予及び南予推進ブロックについては、それぞれ12月と1月にブロック別研究協議会を開催して研究報告を行う予定です。 |
ブロック別研究協議会
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推進ブロック名
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期日
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会場
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東予推進ブロック
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平成24年12月7日
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今治市立朝倉中学校
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中予推進ブロック
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平成24年11月16日
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伊予市立伊予中学校
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南予推進ブロック
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平成25年1月25日
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鬼北町立日吉小学校
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(1) 中予推進ブロックの取組の概要 |
「進んでコミュニケーションを図り、自分の思いを伝え合う児童・生徒の育成』を研究主題として、伊予市立伊予中学校と伊予小学校の2校が連携協力して研究を進めています。これまで6回の研究協議会、交流研究会を実施し、10月29日には伊予小学校で5年生の外国語活動授業公開と研究協議を行いました。
平成24年度から使用されている外国語活動教材 “Hi, friends!”と中学校英語教科書の題材の系統性を明確にした小中連携カリキュラムを開発しています。その中に「連携のポイント」を記載し、小学校と中学校での学習のつながりを意識した指導が行えるように工夫しています。 |
中学校英語の授業の様子
(伊予市立伊予中学校) |
ブロック別研究協議会では、1年生の英語の授業が公開されました。授業では、ICTを効果的に活用して英語を理解したり、外国語活動で用いたゲームを取り入れたりするなど、生徒に外国語活動を意識させる授業展開を工夫していました。
コミュニケーション活動では、生徒が1対1でのやりとりを大切にし、相手の目を見ながら分かりやすくはっきりと発話し、相手の話す英語にしっかりと耳を傾けて聞こうとする様子が見られ、小学校で培われたコミュニケーションへの積極性や豊かなコミュニケーションが中学校においても継続して育まれている授業でした。
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4 今後の取組 |
本年度は、引き続き東予・中予・南予の各推進ブロックで研究を推進し、平成25年2月に開催する報告会で1年を通した研究成果を発表する予定です。教育委員会では、今後も、児童生徒に実践的な英語コミュニケーション能力を育てるための取組を充実させたいと考えています。 |
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