学校紹介


夢をかなえる三島高校
―地域に愛され、信頼される、楽しい学校作り―

愛媛県立三島高等学校長 真木 三郎

1 はじめに
 三島高校は、四国4県が接する交通の要所で、紙製品の出荷額が全国一位の「紙のまち」でも有名な四国中央市にあり、学校からは穏やかな瀬戸内海と急峻な法皇山脈を一望することができる。大正12年に愛媛県立三島中学校として開校して以来、地域の発展と共に歴史を刻み、本年で創立90周年を迎える。全日制普通科と商業科(商業科・情報デザイン科)から成り,生徒数は802名である。

2 本校の教育活動
校訓碑(1) 校訓
  「学び鍛えよ 歴史を刻んだくすの木とともに」

 現在の校訓は、創立70周年の時に、生徒の応募作から選ばれたもので、校内にある4本の楠の大樹が本校の象徴となっている。


(2) 教育活動の成果
 普通科では、生徒の多様な進路希望に対応した教育課程を編成しており、日々の授業の外、朝の学習、土曜及び長期休業中の補習等で学力の向上を図るとともに、大学や地元企業との連携によるe-ラーニング、出張講義、研究室訪問の実施などにより、進路指導の充実を図っている。
 商業科では、より高度な資格を身に付けるよう教育内容の改善と進路指導の充実を図っている。地域の厚い支援もあり、毎年、就職率100%を達成している。また、情報デザイン科の卒業制作展は、保護者や地域住民から好評を得ている。
 また、生徒が部活動やボランティア活動にも積極的に取り組み、向上心を持って、充実した学校生活を送っている。
 運動部では、ラグビー部が、3年ぶり3回目の花園(全国大会)出場を果たし、フェンシング部や柔道部も全国大会に出場し、入賞をした。また、文化部では、書道部や美術部の作品が全国で数多く入選している。
ラグビー部3年ぶり3回目の花園(全国大会)出場の様子 フェンシング部の様子

(3) 被災地との交流
 愛媛県被災地支援修学旅行支援事業ではじまった岩手県立大槌高等学校との交流では、本校書道部のパフォーマンスや大槌高校の被害状況の発表の後、グループになって互いの学校生活について話し合った。
 大槌高校とは、その後も生徒会誌や生徒の作品集などを贈り合うなどしている。また、書道パフォーマンス甲子園(四国中央市で開催)等でつながりができた東北の高校や市町との交流を続けている。
大槌高校との交流の様子 三島高校書道部の作品

(4) 創立90周年記念行事
招待試合
〈会場:三島高校〉
  ・フェンシング部 平成25年4月29日(日曜日) 同志社女子高校外招待
  ・柔道部

平成25年4月29日(日曜日)

阿波高校外3校招待

〈会場:伊予三島運動公園〉
  ・野球部 平成25年9月1日(日曜日) 池田高校、西条高校招待
  ・ラグビー部

平成25年10月20日(日曜日)

石見智翠館高校招待

記念運動会 平成25年9月5日(木曜日)
記念式・記念講演 平成25年9月27日(金曜日)午前
記念文化祭 平成25年9月27日(金曜日)午後~28日(土曜日)
記念芸術発表会 平成25年1月17日(金曜日)~21日(火曜日)
※ 詳細は三島高校ホームページをご覧ください。

3 おわりに
 時代は移り変わっても、本校生徒の明るく素直で人懐っこい気質は変わらずにある。これからも、地域に愛され、信頼されるアカデミックで楽しい学校作りに教職員一丸となって取り組み、徳・知・体の調和の取れた、未来を切り拓く有為な人材の育成に努めたい。