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平成25年度「えひめ教育の日」推進大会 |
制定6年目を迎えた「えひめ教育の日」について、制定の趣旨を再確認し、県民への普及・啓発活動の一層の活性化を図るため、「えひめ教育の日」推進大会が開催されました。
大会では、教育関係者、一般県民など、約300人の参加のもと、「えひめ教育の日」推進会議の田鍋会長によるあいさつ並びに来賓祝辞の後、今後の取組の活性化に向けて、「えひめ教育の日」推進宣言が行われました。
その後、「えひめ教育の日」関連写真の最優秀作品、県教育委員会が行った教育月間関連事業「親子のふれあい・つながり」のポスター・作文・エッセイの最優秀作品に対する表彰式が行われました。
このほか、記念講演では、大谷由里子氏をお招きし、「『ココロの元気』の作り方」と題してご講演いただき、参加者それぞれが教育について考えました。
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主催 |
「えひめ教育の日」推進会議
えひめ若年人材育成推進機構(ジョブカフェ愛work運営団体) |
後援 |
愛媛県 |
日時 |
平成25年11月1日(金曜日) 13時00分~15時30分 |
場所 |
エスポワール愛媛文教会館 |
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開催内容 |
開会式 |
あいさつ
「えひめ教育の日」推進会議 田鍋会長 |
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来賓祝辞
愛媛県議会 竹田議長 |
来賓祝辞
愛媛県教育委員会 仙波教育長 |
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推進宣言
推進会議 橋本副会長 |
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「えひめ教育の日」関連写真表彰式 |
ポスター・作文・エッセイコンクール表彰式 |
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受賞者代表 作品朗読
4年生~6年生部門 宮内 唯衣さん |
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記念講演
・講師 大谷 由里子 氏
・演題 「大谷由里子の『ココロの元気』の作り方」
~「感じて・興味を持って・動く」人づくり!~ |
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平成25年度「えひめ教育の日」推進フェスティバル
~愛顔いっぱい えひめっ子~ |
「えひめ教育の日」「えひめ教育月間」の一層の普及・浸透を図り、家庭や地域における教育に関する取組の活性化を図るため、坊っちゃん劇場において「えひめ教育の日」推進フェスティバルが開催されました。
開会式では、愛媛県高等学校教育研究会の堀内会長による開会宣言、「えひめ教育の日」推進会議の田鍋会長によるあいさつが行われました。会場には、国体みきゃん、愛媛マンダリンパイレーツの高橋内野手、庄司外野手、小川投手の3名、マッピー君に駆け付けていただきました。
また、松山青果株式会社と公益財団法人愛媛県教育会が、売上金の一部を県内教育施設の図書購入、読書環境の整備に役立てるために企画・提携した「愛のあるバナナ」が紹介されました。
続いて行われたイベントでは、最初に、開催会場である坊っちゃん劇場のアウトリーチ事業部によるパフォーマンスが行われました。坊っちゃん劇場では、所属している役者さんが劇場を飛び出して学校の体育館や教室で出前授業を行っており、その紹介をしていただきました。
次に、重信中学校吹奏楽部による演奏が行われました。吹奏楽部は8月下旬で3年生が引退し、現在は1、2年生で学校行事をはじめ、地域の行事にも参加されており、美しい音色の披露をいただきました。
続いて、北方獅子舞保存会による獅子舞の披露が行われました。勇壮な舞が特徴である北方獅子舞は、「乱獅子」と「二羽獅子」の2種類に分けられ、今回は「乱獅子」を披露いただきました。
さらに、さくらゆめ太鼓夢童による和太鼓の演奏が行われ、力強く表現豊かな演奏が披露されました。
最後に、東温高校書道部、コーラス部による書道パフォーマンスが行われました。全身を使った躍動感あふれる書道とコーラスの美しい歌声がぴったり合ったパフォーマンスの披露となりました。
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主催 |
「えひめ教育の日」推進会議 |
後援 |
愛媛県 |
日時 |
平成25年10月27日(日曜日) |
場所 |
坊っちゃん劇場 |
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開会式 |
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開会宣言 |
田鍋会長による開会のあいさつ |
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啓発イベント |
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坊っちゃん劇場によるパフォーマンス |
重信中学校吹奏楽部による演奏 |
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北方獅子舞保存会による北方獅子舞の演技 |
さくらゆめ太鼓夢童による太鼓の演奏 |
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東温高校書道部・コーラス部による書道パフォーマンス |
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クールスモールにおけるPR |
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マンダリンパイレーツの選手、マッピー君、みきゃん |
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今年8月に、本年度の全国学力・学習状況調査の結果が公表されました。本県は、小中学校ともに、「活用」の問題で成績が伸びています。また、子どもたちがテスト問題に、意欲的に粘り強く取り組んだ結果、無答率(空欄)が減少しました。これらは、各小中学校における学習指導要領の趣旨を踏まえた授業改善の成果であるとみています。
現在、県教育委員会では、子どもたちの確かな学力の定着・向上に向けて、平成24年度から「学力向上システム構築事業」を立ち上げ、県全体で組織的、継続的な取組を行っています。
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具体的には、「学校教育の質の保証・向上」を目的に掲げ、昨年度策定した「愛媛県学力向上5か年計画」の下、「組織力の強化」「授業力の強化」「省察力の向上」を学力向上の3つの柱として、次の6つの施策に取り組んでいます。
① 全小中学校への学力向上推進主任の設置と研修会の開催
② 悉皆による愛媛県学力診断調査、定着度確認テストの実施
③ ②の結果集計・分析のための「学習成果検証システム」の構築・運用
④ 授業改善のアイデア等を集めた「学びの森」学習支援サイトの開設
⑤ 読解力を伸ばす小学生向けの教材「学びの基礎力強化シート」の作成
⑥ 市町が設置している「学校の教育力向上推進委員会」の支援
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このうち、学力向上推進主任研修会の開催と、学びの基礎力強化シートの作成について、取組を紹介します。 |
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学力向上推進主任研修会の開催
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学力調査等を生かした組織的、継続的な検証改善サイクルの確立や教師個々の授業力向上に向けた取組を推進するリーダーとして、平成24年度から、全公立小中学校に学力向上推進主任を設置しています。
今年度は、5月と11月に、東予・中予・南予の各管内で、学力向上推進主任研修会を開催しました。そこでは、各管内の学力向上推進主任が一堂に会し、学力向上推進計画の立案、検証の仕方など様々な研修が行われました。県内の各学校では、学力向上推進主任を核とした学力向上に関する取組が次第に充実してきています。今後は、平成26年1月には「愛媛県学力向上フォーラム」を開催し、成果のあった学校の取組紹介等を行う予定です。
平成25年11月に、各管内の学力向上推進モデル校(小中各1校 計6校)を会場に開催した学力向上推進主任研修会では、実践研究の発表や学力向上を組織的に進める上での工夫などについての協議が為されました。ここでは、その一端を紹介します。
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学力向上推進
モデル校
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学力向上に向けた取組 |
四国中央市立
松柏小学校
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自ら考え、学び合い、
生き生きと学習する児童の育成
全ての児童が楽しく「分かる・できる・考える」ことを目指した授業のユニバーサルデザイン化を図るために、「焦点化」「視覚化」「共有化」をキーワードに、授業改善に取り組んでいます。
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視覚化を意識した板書 |
西条市立
河北中学校
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伝え合う力、関わる力を備えた
心豊かな生徒の育成
ともに学び合い、教え合う態度を育てるために、小集団やコの字型など学習形態を工夫して、話合い活動の活性化を図っています。
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ポスターセッション |
松山市立
福音小学校
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自ら考え、意欲をもって学ぶ児童の育成
「望ましい学習態度の育成」「知識や技能の定着と活用」「評価の工夫」を視点に、児童の学び合う力を育てるための授業改善に取り組んでいます。
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個に応じた指導 |
松山市立
内宮中学校
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瞳を輝かせ、
自己有能感をもって生きる生徒の育成
全校で学習指導案の形式を統一し、「わかる」「できる」「感動する」授業をテーマに、全教員が教科を越えて授業研究に取り組み、授業力の向上を図っています。
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ICTを活用した授業 |
宇和島市立
住吉小学校
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意欲的に学び、
確かな学力を身に付けた児童の育成
友だちの考えや様々な情報を基に考え、判断したことを、適切に表現したり、更に問題解決に活かしたりする力を育てる授業改善に取り組んでいます。
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練り合い高め合いの小集団学習 |
大洲市立
肱東中学校 |
自ら学び、主体的に活動する生徒の育成
家庭学習の習慣化のために、学年部の教員で協力して自主学習ノートの指導に取り組んだり、基礎学力の定着のために、授業ごとの小テストを継続的に行ったりしています。
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継続した小テストの実施 |
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研修会での研究発表・研究協議の様子 |
各会場校が研究の取組を発表した後、グループに分かれて、各校の学力向上に向けた取組の成果や課題について情報交換を行いました。今後、各学校で作成している学力向上推進計画の見直しなどに役立てていきます。
研修会のまとめでは、義務教育課担当係長が、学力向上が図られている学校に共通して見られる取組の特徴などについて以下のような情報提供をしました。
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学びの基礎力強化シートの作成 |
これまでの全国学力・学習状況調査の分析結果から、愛媛県の児童生徒に見られる課題の一つとして、「全ての教科の基礎となる読解力」が挙げられます。
そこで、読解力の向上のための読み物教材「学びの基礎力強化シート」を作成し、先生方に、指導資料として提供しています。
今年度中に、小学5、6年生を対象(難易度の高いシートについては、中学生も利用可)にした30のシートを作成する予定で、順次Webページに公開しています。
県が作成したオリジナル教材であり、先生方の創意工夫によって、学校や子どもの実態に合わせて編集することができます。各学校が、授業や家庭学習など様々な場で活用することで、子どもたちの読む力や書く力を高めていきます。
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学びの基礎力強化シートの例 |
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