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愛媛県立宇和島東高等学校長 稲瀬 吉雄 |
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1 はじめに | ||||||||||
本校の創立は、明治29年の愛媛県尋常中学校南予分校の設立に求められます。 南予分校はその後明治32年に独立し、宇和島中学校となりました。 また、本校商業科の源となる宇和島商業学校は明治35年に設立され、両校は戦後の学制改革で新制高等学校となり、昭和24年9月1日に学校再編による統合で、
愛媛県立宇和島東高等学校となり、幾多の変遷を経て今日に至っています。 これまでに本校を巣立っていった33,000人を超える卒業生は、日本各地でそして世界で有為な人材として活躍されています。 |
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≪正門風景≫ | ||||||||||
2 本校の教育活動 | ||||||||||
(1) 校訓 | ||||||||||
敬愛 人を敬い、他人を思いやる温かい心を育みます |
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(2) 重点努力目標 | ||||||||||
今年度は、創立120周年の記念テーマでもある「120年の歴史(とき)越え未来を拓け吾等が宇東魂(スピリット)」を年間を通した重点努力目標として掲げました。 120周年という大きな節目を迎えることとなった今年度、本校にとってこれまで営々と築いてきた伝統の原動力となってきた本校の魂である、文武両道、質実剛健の精神の存在に思いを馳せ、
更に今後の本校の発展の道筋を描いてゆきたいと思っています。 |
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≪120周年記念マークとテーマ≫ | ||||||||||
(3) 教育活動の成果 | ||||||||||
理数科・普通科では、文部科学省から指定されたスーパー・サイエンス・ハイスクール事業(通称SSH事業)も今年度は4年目を迎えます。 これまで3年間積み上げてきた体験的・問題解決的な学習を更に充実させ、全校体制で本事業の主旨を最大限に生かすべく、学びの核をなす、
生徒の科学的思考力の養成に一段と力を注いでいます。 |
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≪研究活動の様子≫ | ≪インターンシップ(消防署)の様子≫ | |||||||||
部活動においても、日々多くの生徒は体育系及び文化系部活動に所属し、熱心な活動を行っており、
昨年度は延べで40を超える部が全国大会への出場を果たし、本校の名を全国に馳せてくれました。
また、今年度は県総体へ256名の選手団を送ることができ、生徒たちは昨年度に増して活躍してくれました。
現在までに、陸上競技部、ボート部、体操部、少林寺拳法部、ソフトテニス部、かるた部、珠算部、簿記部など8つの部が全国大会への出場権を獲得しています。 |
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≪都大路を走る陸上競技部(昨年度)≫ | ||||||||||
平成20年度に併設された定時制課程普通科は、9年目を迎えました。 これまで78名の卒業生を輩出し、2学期制の単位制高校として、全日制と相まって新たな校風を築いています。
生徒の多くは働きながら学んでいますが、日々の学びが仕事に、そして仕事が学びに生かされています。 |
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≪ナイトカーニバル(運動会)の様子≫ | ||||||||||
3 創立120周年記念事業 | ||||||||||
◆創立120周年記念文化祭 平成28年6月15日(水) |
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4 おわりに | ||||||||||
今後とも、地域に根ざし、地域から信頼 され、愛される学校づくりに邁進してまいります。 学びの場である本校を舞台にして、保護者、同窓生、地域の方々の御理解・御支援をいただきながら、宇東魂を今後とも 揺るぎないものとして、生徒一人一人の生きるエネルギーとして、 夢と感動を日々の生活の中で積み上げることができるよう実践してゆきたいと思います。 | ||||||||||
≪本校空撮(宇和島城と宇和島湾を望む≫ | ||||||||||