特集
「えひめ教育の日」推進大会及び関連事業の実施報告
教育総務課

「ウィリアム・モリス 原風景でたどるデザインの軌跡」開催告知
文化財保護課

「生誕140年 杉浦非水展 開花するモダンデザイン」開催告知
文化財保護課


「えひめ教育の日」推進大会及び関連事業の実施報告

平成28年度「えひめ教育の日」推進大会並びに推進フェスティバル

11月1日を「えひめ教育の日」、11月を「えひめ教育月間」と制定して9年目を迎えました。 その制定の趣旨を再確認し、県民への普及・啓発活動の一層の活性化を図るため、教育関係者、一般県民など、約500人の参加のもと、 「えひめ教育の日」推進大会並びに推進フェスティバルが、西条市にて開催されました。
 「えひめ教育の日」推進会議の一色会長による主催者あいさつ、県議会議長、西条市長並びに県教育長の来賓祝辞の後、今後の取組みの活性化に向けて、 「えひめ教育の日」推進宣言が行われました。
 続いて、「えひめ教育の日」関連写真の最優秀作品の表彰式が行われました。
 また、松山青果株式会社が、活字離れが進む子どもたちに、もっと本に親しんでもらいたいとの思いをこめて、 売上金の一部を公益財団法人愛媛県教育会に「青少年育成基金」として寄付し、県内の小中学校や公民館の図書購入に役立ててもらうために企画した「愛のあるバナナ」が紹介され、 出演者に贈呈されました。
 続いて行われた推進フェスティバルでは、まず、西条市立楠河小学校6年生児童が、地元の国指定史跡「永納山城跡」について調べたことを、 「朗読」や体全体を使った躍動感ある「表現」で発表してくれました。
 次に、西条西中学校筝曲部による「筝演奏」があり、ジャズの名曲「テイクファイブ」をクールでリズミカルに奏で、来場者の胸を打つ音色を響かせていただきました。
 続いて、西条高校合唱部による「合唱」があり、3年生が引退した後の1・2年生による初の公の舞台とは感じさせない、とても美しく声量豊かな歌声を披露していただきました。
 さらに、三芳祝太鼓保存会による伝統芸能「三芳祝太鼓」が披露され、全員の心を一つにした勇壮で華麗な太鼓打ちで会場を魅了していただきました。この保存会は設立31 年目を迎えた和太鼓のグループで、現在、三芳小学校の1年生から6年生までの児童24名が、 三芳公民館で練習を重ね、各種イベントや文化祭、高齢者施設等を訪問して演奏しています。
 また、会場ロビーでは、西条地区の高校生による学校紹介のほか、西条高校の夏の甲子園大会優勝旗等、西条農業高校のブライダルブーケ、 小松高校の浴衣・ジャケット等の検定作品、東予高校の実習と製図作品、丹原高校の菊の展示などがありました。 また、西条農業高校と丹原高校では、自らが栽培した米やサツマイモ、里芋、カサギク、花苗等の販売も行われ、会場に活気をもたらし、来場者の興味を引いていました。
  このあと、記念講演では、明治大学文学部教授の諸富祥彦氏をお招きし、「ふれあいが心を育てる」と題してご講演いただきました。 講演では、子どもたちの心の健全育成にとって「ふれあい」がいかに大切であるか、独特の語り口とユーモアあふれるエピソードを交えながら教えていただきました。 また、来場者全員を巻き込み、手をつながせたりダンスをさせたりしながら「ふれあい」を体感させるなど、会場が一体となり、笑いの絶えない楽しく有意義な時間を与えてくださるなど、 とても充実した講演となりました。

○主催 「えひめ教育の日」推進会議
      えひめ若年人材育成推進機構(ジョブカフェ愛work運営団体)
○日時 平成28年10月30日(日) 12:30~16:30
○場所 西条市総合文化会館

 
【開催内容】 
 ○あいさつ(「えひめ教育の日」推進会議 一色会長) ○来賓祝辞(愛媛県議会議長代理 渡部(浩)議員) 
   
 ○来賓祝辞(西条市 青野市町) ○来賓祝辞(愛媛県教育委員会 井上教育長 
   
 ○推進宣言(推進会議 高梨副会長)  
   
 ○「えひめ教育の日」関連写真表彰式 ○愛のあるバナナ贈呈 
   
 ○推進フェスティバル
 ・楠河小学校「古代山城サミット学習発表」
 
  ・西条西中学校「箏演奏」
 
  ・西条高等学校「合唱」
 
 ・三芳祝太鼓保存会(三芳小学校)「三芳祝太鼓」
 
○展示・販売ブース 
 ・西条高等学校  
   
 ・西条農業高等学校  
   
 ・小松高等学校  
   
・東予高等学校  
   
 ・丹原高等学校  
   
 ・総合科学博物館  
   
○「えひめ教育の日」関連写真  
   
  
「ウィリアム・モリス 原風景でたどるデザインの軌跡」
開催告知

 平成29年1月7日から2月12日まで、愛媛県美術館では企画展「ウィリアム・モリス 原風景でたどるデザインの軌跡」を開催します。 近代デザインの父モリスの作品には、彼の生活を彩り豊かに取り巻いていたイギリスの自然が活写されていますが、 「生活の芸術」をかかげた彼本人の暮らしや環境にはあまり光があてられてこなかったように思われます。 本展では、モリスとその仲間たちのテキスタイルや壁紙、家具、書物など、当時の貴重な作品に加えて、モリスゆかりの地を旅した写真家・織作峰子氏の作品を6章構成で展観。 モリスの思想や作品を育んだ地をめぐり探訪し、創作の遍歴を辿ります。

 

撮影:織作峰子 
撮影地:ケルムスコット・マナー正面
photo © Mineko Orisaku
©Brain Trust Inc.,Tokyo

デザイン:ウィリアム・モリス/製作社:モリス商会
暖炉の二曲衝立《バラとオリーヴ》ほか  1900年頃
マホガニーの枠に刺繍パネルはめ込み
photoⒸBrain Trust Inc.
  
「生誕140年 杉浦非水展 開花するモダンデザイン」
開催告知

平成29年2月22日から3月30日まで、愛媛県美術館では企画展「生誕140年 杉浦非水 開花するモダンデザイン」を開催します。 松山市出身で、日本におけるグラフィック・デザインの第一人者として高く評価される杉浦非水の活動と作品を一望する展覧会です。 非水の名を知らしめた三越のポスターをはじめ、装丁・パッケージデザイン・図案集などの作品から、スケッチ・写真など創作の背景を知るための資料、遺愛の品々に至るまで、 当館が誇る7,000点に及ぶコレクションを軸に、その多彩な仕事を紹介します。

 
杉浦非水《三越呉服店 春の新柄陳列会》
大正3年(1914) 当館蔵
杉浦非水《東洋唯一の地下鉄道 上野浅草間開通》
昭和2年(1927) 当館蔵