教育広報えひめ No.209
(令和2年9月号)
学校茶畑茶摘み
新宮小・中学校には学校茶畑があります。PTAの方の力も借りながら年間を通じて除草や施肥などを行っており、子どもたちは、お茶を育てることを通して、自然に親しむとともに、地元の名産品である「新宮茶」への理解を深めています。摘んだ茶葉は製茶していただいて、自分たちが給食時に飲んだり、イベントに来ていただいた方々に配ったりしています。
大学との連携授業 愛媛大学紙産業イノベーションセンター出張授業
中学校では、同センターの先生を講師に招き、年間4回ほどの連携授業を行うとともに、センターを訪れ、実験を交えた講義を通して、最先端技術や素材に触れる体験もしています。実際に、電子顕微鏡など普段使うことのできない器具を使って実験を行うことで、地場産業である「紙産業」への理解を深めるとともに、理化学や高等研究機関を身近に感じることができる貴重な機会となっています。
イングリッシュタイム(集会)
小学校では、以前より外国語学習に力を入れています。その取組の一つとして、1、2年生も含めて、月1回全校イングリッシュタイムを行っています。学年の異なる児童で編成する縦割り班を利用しながら、歌やチャンツ、ゲームを通して英語に親しむ活動を行っており、上級生のリードの下、楽しく活動することを通して、英語を身近に感じ、コミュニケーションツールとして自然に身に付ける機会となっています。
一人1台端末を活用したオンライン授業研究会
3年生は「総合的な学習の時間」に、「福祉」をテーマにした学習をしています。今回は、川之石高等学校の皆さんに、オンライン会議システムを使って、手話コーラスなどを教えていただきました。指の動きや表情などを互いに確認したり、一緒に歌ったり、授業の感想を言い合ったりするなどして、福祉についての考えを深めました。
今年度から行っている一人1台の端末を使った学習では、得られた情報や意見を一斉に集約し、共有することができます。また、今回のように、インターネットを通して、離れた人との交流も簡単にできます。今後も端末を使って、今まで以上に一人一人の課題に応じた学習を深めていきたいと思います。
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