|
県では、平成30年3月にスポーツ庁が策定した「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」に則り、県の「運動部活動の在り方に関する方針」を策定しました。概要は以下のとおりです。
|
1 策定の趣旨 |
・生徒にとって望ましいスポーツ環境を構築する観点に立ち、運動部活動が地域、学校競技種目等に応じた多様な形で最適に実施されることを目指します!
|
※ 主として中学校段階の運動部活動を念頭に置くが、高等学校段階についても原則としてこの方針によるものとします。高等学校段階では、中学校教育の基礎の上に多様な教育が行われている点に留意し、競技の特性や活動環境、学校運営の実情等に応じて取り組むこととしています。
|
2 適切な運営のための体制整備 |
(1)運動部活動の方針の策定等 |
「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」(国のガイドライン)策定 |
↓ |
「愛媛県の運動部活動の在り方に関する方針」の策定(平成30年6月27日) |
↓ (市町立学校、私立学校) |
市町教育委員会、学校の設置者が設置する学校の運動部活動の方針を策定 ↓(県立学校) |
↓ |
学校の運動部活動に係る方針を策定し、活動方針や活動計画を公表 |
|
(2)指導・運営に係る体制の構築 |
・必要に応じて、部活動指導員を配置する。 |
・学校の設置者及び校長は、教師の運動部活動への関与について、文部科学省の働き方改革に関する通知を踏まえて取り組む。 |
|
3 合理的でかつ効率的・効果的な活動の推進のための取組 |
(1)適切な指導の実施 |
・生徒の心身の健康管理、事故防止、体罰、ハラスメントの根絶を徹底する。 |
・スポーツ医・科学の見地から、短時間で効果が得られる指導を行う。 |
|
(2)えひめ国体・えひめ大会のレガシーを活用した運動部活動の推進 |
・「スポーツ立県えひめ」の実現に向け、トップレベルの選手やチーム、高い競技力や他にない特色を持つ高校部活動の支援等を通じ、合理的で効率的・効果的な活動を支援する。 |
|
4 適切な休養日等の設定 |
成長期にある生徒が、運動、食事、休養及び睡眠のバランスのとれた生活を送ることができるよう、スポーツ医・科学の観点からの研究も踏まえ、以下を基準とする。 |
学期中は、週当たり2日以上の休養日を設ける。 |
(平日は少なくとも1日、土曜日及び日曜日は少なくとも1日以上) |
長期休業中は、ある程度長期の休養期間を設ける。 |
1日の活動時間は、長くとも平日では2時間程度、学校の休業日は3時間程度 |
|
5 生徒のニーズを踏まえたスポーツ環境の整備 |
(1)生徒のニーズを踏まえた運動部の設置 |
・競技力向上以外にも、適度な頻度で行えるなどの生徒の多様なニーズに応じた活動ができる運動部の設置に努める。 |
(2)地域との連携等 |
・地域のスポーツ団体との連携、保護者の理解と協力、民間事業者の活用など、学校と地域が協働・融合した形でのスポーツ環境の整備を進める。 |
|
6 学校単位で参加する大会等の見直し |
・大会・試合の全体像を把握し、参加する大会数の上限の目安等を設定するなど参加する大会を精査する。 |